2021年度 活動レポート 第49号:海外産業人材育成協会

2021年度活動レポート(一般公募プログラム)第049号 (オンライン)

インド最高峰インド工科大学の学生に向けたオンライン講義
「ドローンを用いた建設業界における問題解決」

海外産業人材育成協会(AOTS)からの報告

 一般財団法人海外産業人材育成協会(AOTS)では、インド工科大学グワハティ校(IIT-G)の学生に向け、2022年1月27日に本プログラムを実施した。(コロナ禍で、日本へ招へいする形式からオンライン交流に変更)プログラムのテーマは、土木工学の学生に関心が高いと思われる「ドローンを用いた建設業界における問題解決」とし、講師も参加者もそれぞれの拠点からオンラインで参加した。

 AOTSとIIT-Gは、2019年5月に人材育成、研究協力、ビジネス交流等に関する包括的な協力関係を構築するための協力覚書を締結し、友好的な関係を築いてきた。今回のプログラムも同覚書に基づいて計画されたもので、実施にあたりIIT-Gからは前向きな協力を得ることができた。

 インドでは現在、新型コロナウイルス感染症の蔓延により、同校のキャンパス内で自由な行動が制限され、学生は寄宿舎からの参加となることを伝えられていた。参加者数について心配していたところ、担当教員の協力があり、土木工学以外の学生も参加された様子で、当日は大きく予想を上回る参加者数(70名前後)となった。

 今回の講義は、株式会社スカイロボット(東京都千代田区丸の内、2014年9月創業)の協力で実現した。同社はドローン、周辺機器やソフトウェアの販売、レンタル、各種ドローンソリューション・サービスやドローンスクールの運営を手掛ける企業であり、担当講師は社員の松永恭輝氏であった。IIT-Gの学生にとって年齢的にも近い松永講師による流暢な英語での講義は、聴講者を飽きさせない工夫が随所に見られた。複数の動画が効果的に使用され、ドローンの魅力が余すところなく伝えられた。また、建設業界にとどまらない様々な分野でのドローンの可能性について、テンポよくプレゼンが進行した。学生は大変集中して受講していた様子が窺え、最後の質疑応答でもIIT-Gの学生らしい技術的な質問が複数寄せられていた。

当日のプログラム

  1. スカイロボット社の事業説明
  2. ケース・スタディ
  3. i-Construction とは
  4. i-Construction におけるドローンの活用
  5. ドローンに期待されていること
  6. 質疑応答
オンライン講義の様子

 IIT-Gの土木工学科Anjan Kumar准教授からは、「大変、有益なセミナーであった。次回は社会的な利益のために利用できる、ドローン技術のより実践的な使用方法についての講義を期待したい」というコメントをいただくことができた。新型コロナウイルス感染症の影響で日本への招へいが困難な状況が続いているが、交流が再開できる見通しが立てばぜひ、同校の学生を日本に招聘したい。最後に、本プログラム実施にあたり協力をしてくださったすべての関係者の方々に感謝の意を表したい。