2021年度活動レポート(一般公募プログラム)第036号 (代替オンライン)
アジア3大学とのオンライン交流会について
愛媛大学大学院 理工学研究科
教授 安原 英明さんからの報告
愛媛大学工学部では、JSTのさくらサイエンスプログラムによる助成を受け、2020年度採択分としてプログラムを計画していましたが、新型コロナウィルス感染拡大の影響を受けて今年度に延期となり、さらに今年度の実施も難しいと判断されたため、オンラインで交流会を実施することとなりました。2021年夏に各大学とスケジュール調整を行い、マレーシアのマラヤ大学とは11月9日、インドネシアのガジャマダ大学・バンドン工科大学とは11月18日にそれぞれ交流会を実施しました。
オンライン交流会のプログラムは以下のとおりです。
- 各大学の教員による挨拶、大学紹介
- 短期交流プログラムの説明
- 各大学のオンラインキャンパスツアー
- 質疑応答、交流
【マラヤ大学】
マラヤ大学の学生が司会を務めてくださり、明るく楽しい雰囲気でプログラムが進みました。また、「4.質疑応答、交流」の時間には大学所在地や大学の良いところや観光地、文化など気になることをお互いに質問し合い、情報交換を行いました。オンラインではありましたが、交流中は学生どうしで積極的に声を掛け合い、活発なコミュニケーションをとることができました。また、Zoomのチャット機能を使って、同時進行で活発な質疑応答が行われる一面もあり、オンラインならではの交流も自然と発生していました。
【ガジャマダ大学・バンドン工科大学】
過去に愛媛大学への短期交流プログラムに参加したことがある卒業生が、ゲストとして参加し、当時の思い出やプログラムの詳細について写真などを交えて紹介してくださいました。また、全体プログラム終了後に希望者でブレークアウトルームを作成し、学生どうしで自由に交流を行いました。この時間もとても盛り上がり、短期交流プログラムに対する要望や、今後コロナ禍でも交流を続けていくためのアイデアについて多くの発言がありました。
愛媛大学からは、インドネシアやマレーシア他からの留学生も参加し、愛媛大学への留学経験者として愛媛での生活について語ってくださり、相手大学の学生に愛媛大学での具体的な学生生活の様子をお伝えすることができました。
昨年度に引き続き、新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け、実際にお互いの国へ行き来することは難しい状態ですが、このような機会を与えていただいたことで、互いの現状について顔を見ながらお話することができ、大変有意義な時間となりました。今後も愛媛大学では短期交流プログラムを継続して行い、関係大学との交流を深めることで、愛媛大学・日本のグローバル化に貢献できるよう活動を続けてまいります。
最後に、さくらサイエンスプログラムならびに関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
【参加者概数】
●マラヤ大学とのオンライン交流会
マラヤ大学:学生約50名、教員4名
愛媛大学:学生27名、教員6名
●ガジャマダ大学・バンドン工科大学とのオンライン交流会
ガジャマダ大学:学生約60名、教員4名
バンドン工科大学:学生約60名、教員7名
愛媛大学:学生19名、教員4名