2021年度 活動レポート 第29号:宮崎大学

2021年度活動レポート(一般公募プログラム)第029号 (代替オンライン)

持続可能な生命・食料・環境を担うグローバル人材育成

宮崎大学からの報告

 2021年11月22日に、宮崎大学農学部、中国の青島農業大学植物医学学院、江漢大学医学院との間でオンライン交流を行いました。本来は、2020年度採択分のプログラムとして実施予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で今年度に繰り越してオンラインでの実施となりました。当初は、タイのカセサート大学農学部・教養学部と韓国のソウル市立大学校自然科学大学を含め4ヶ国5大学の学生が集うプログラムとして計画していましたが、都合がつかず中国の2大学の参加となりました。なお、江漢大学以外の大学とは、大学間(青島農業大学、カセサート大学)または学部間(ソウル市立大学校自然科学大学)交流協定を締結しています。

【プログラムの成果 】

 参加大学が減ったことから、オンラインプログラムは、当初からメインに据えていた学生の英語での研究発表を行うこととしました。各大学から2~3演題、計8演題の発表があり、1演題あたりの発表時間は質疑応答を含めて15分としました。また、座長は、学生に務めてもらいました。農学分野だけでも、植物遺伝育種学、植物保護学、植物医科学、植物栄養学に関連する発表があり、さらにCOVID−19感染症を引き起こすSARS−CoV−2の研究などの医学分野の発表も行われ、発表内容は多岐にわたるものでした。対面でも英語でのディスカッションはハードルが高いものですが、オンラインだとそのハードルはさらに高いようで、活発な議論とまではなりませんでしたが(教員は口を挟まず見守る、というルールでした)、学生たちにはよい経験となったと思います。

【今後の展望 】

 参加した大学だけでなく、参加できなかった大学も含め、対面での実施を切に望んでいますので、来年度以降、再びさくらサイエンスプログラムにお世話になりたいと思います。新型コロナウイルス感染症の1日も早い収束を願ってやみません。

活動レポート写真1
実施中の様子
活動レポート写真2
植物遺伝育種学分野の発表