2019年度 活動レポート 第1グループ:渋谷教育学園渋谷高校を訪問

さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第1グループ

渋谷教育学園渋谷高校を訪問

4月14日に来日した第1グループ(バングラデシュ、インド、スリランカ、ベトナムの119人)は17日(水)に渋谷教育学園渋谷高校を訪問しました。同校の生徒さんと交流し、また、2001年ノーベル化学賞を受賞された野依良治先生の特別授業にも参加して、実り多い一日を過ごしました。

講義される野依良治先生

開会式では、同校の高際伊都子副校長から「ネット社会となった現代でも直接会って話をすることが大切。今日も国を超えて大いに交わってください」との挨拶をいただきました。更に同校生徒代表と各国代表が挨拶をしたあと、小グループに分かれて校内ツアーに出発しました。都会の高校らしくコンパクトで機能性高く設計された校舎内をアジアの高校生たちは興味津々で見学していました。

生物教室にて。水槽で飼育している生物に興味津々。
図書室内の英字新聞を熱心に読む高校生(ノートルダム寺院の火事がトップでした)

校内ツアーの後は同じグループで「新聞紙タワーゲーム」に参加しました。新聞紙10枚のみを使い、一番高いタワーを作ったチームが優勝です。(紙をちぎるのはOK)校内ツアーで既に打ち解けたメンバー同士、積極的にアイデアを出しながら、制限時間ギリギリまで1センチでも高いタワーを作ろうとチーム一丸となって頑張っていました。

新聞紙タワーゲームの様子。テープものりも使わないので、わずかな刺激で倒れてしまいます。
息を止めて、少しずつ積み上げていました。
タワーはどんどん高くなります。

午後には同校合唱部による東日本大震災の復興ソングである「花は咲く」の美しい感動的な斉唱のあと、迫力満点の「ソーラン節」ではアジアの高校生も掛け声で参加して、会場が大いに盛り上がりました。

野依先生の特別授業では、子供の頃にナイロンが石炭と水と空気から作られることを知り、科学者をめざすこととなったことや、ノーベル賞受賞理由となった研究内容などについてお話いただき、高校生たちは熱心に講義を聴いていました。質疑応答のあと全員で記念撮影し、楽しかった一日が終了しました。

野依先生の講義のあと、全員で記念撮影しました。