さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第1グループ
サイバーダインでロボットスーツHALの技術に釘付け
2019年4月16日(火)午前中、スリランカ&ベトナムの高校生40名と引率者7名は、ロボットミュージアム「サイバーダインスタジオ」(つくば)を訪問し、ロボットスーツHAL(Hybrid Assistive Limb)を体験しました。
HALは筑波大学 山海嘉之教授によって研究開発されたロボットスーツで、装着者の脳から発信され四肢から漏れ出ている微弱な生体信号を読みとって運動を補助するという、夢のような世界初サイボーグ型ロボットです。
開発当時の初代HALから現在のHALに至るまでの展示や、実際の医療現場などで実用されている映像の前で、一行はメモをとりながら真剣な表情で、そのしくみや将来性についての説明に聴き入っていました。
円形のスクリーンを備えたシアタールームでは、HALの装着者の動きを小型のアバターがシンクロし、屋外に飛びだしたアバターが活躍するという、近未来の技術も織り交ぜたSFアドヴェンチャームービーを鑑賞しました。高校生達から大歓声があがっていたのは言うまでもありません。
その後、実際に腕の部分にセンサーを装着して、人とシンクロするHALを実体験させてもらえることになりました。センサーを装着した高校生が腕を曲げると、横にぶら下がっているHALの腕モデルもシンクロしてまったく同じ動きをします。また、腕を曲げなくても、「腕を曲げたい!」と脳の中で思うだけで、HALの腕モデルはしっかり反応します。
高校生達は、もはやHALの不思議な技術に釘付けで、時間いっぱいまで質問をくりかえしていました。