2018年度活動レポート(一般公募コース)第217号
バングラデシュ農科大学の大学院生を招いて
岡山大学からの報告
岡山大学大学院環境生命科学研究科では、バングラデシュ農科大学土壌科学部の修士課程の学生10名を招いて、科学技術体験の機会を提供し、交流を行いました。
8月29日(水)と30(木)ならびに9月3日(月)に、植物の環境ストレス耐性に関する研究に関わる実験を体験しました。バングラデシュは、塩害や干ばつの被害の多い国なので、熱心に説明を聞き、実験を体験していました。
8月31日(金)は、倉敷にある植物科学研究所の見学をしました。最先端の施設や機器をとても興味深く見学しました。また、バングラデシュ出身の留学生もおり、いろいろな情報交換も行うことができて、研究所の見学はとても有意義でした。
週末は、京都と広島へ行きました。寺社や資料館の見学を楽しんでもらいました。広島の原爆ドームと広島平和資料館は、とても興味深かったようです。
当初の計画では、8月28日(火)に来日し、9月4日(火)に帰国する予定でした。ご存知のように9月4日は、台風21号により関西空港が機能しなくなった日でした。4日の晩は、関西空港に泊まり、翌日の晩に神戸空港に船で移動し、神戸に泊まり、6日(木)に岡山に戻ってきました。10日(月)に東京に移動し、翌11日(火)の航空会社の振替便(羽田発)に乗り帰国しました。
長旅になりましたが、バングラデシュからの留学生や本プログラムの協力者ならびに事務の方々の協力もあり、皆さん体調を崩すこともなく、9月11日(火)の深夜にダッカに到着、帰国しました。
2018年6月に当研究科の教員1名がバングラデシュ農科大学を訪問しました。また、2019年1月には当研究科の教員2名が訪問することになっています。今回のさくらサイエンスでの招へいが交流を促進する上で、とても良い機会となりました。