さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第30号
さくらサイエンスハイスクールプログラム第6グループ
感動の修了式&歓送会!
北海道千歳空港から来日し、様々なプログラムに参加して来た第6グループ(インド、ラオス、モンゴル)の高校生たちは、6月9日(金)JST東京本部別館1Fホールにて、感動の修了式に臨みました。
修了式のはじめは、各国代表の高校生による、本プログラムを通して学んだこと、感じたことについてスピーチです。
インドからは、男女1人ずつの代表が壇上に上がりました。
二人で交互に北海道からはじまったプログラムをアルバムをめくるように振り返り、心に残ったことを語っていきます。その中で、最も特別なこととしてあげたのは、東京学芸大学附属高等学校への訪問でした。「附属高校の学生と語り合い、お互いに意見を交換することで、ステレオタイプなイメージから離れて、視野を広げることができました。そしてノーベル賞受賞の野依先生の講演を直に聴き、一緒に写真まで撮ることができたことはなんと幸せなことだったでしょう」
モンゴルの代表者は、苫小牧工業高等専門学校の教育システムに強く興味をもったようです。「もし苫小牧高専で学べば、一般の大学を卒業するよりも若い年齢で、卒業した後に就職するチャンスが得られることがわかりました。学習することに適した広々した図書館のほか、留学生に配慮された学生寮があることも知りました」将来を見据え、目を輝かせながら語りました。
ラオスの代表者は、「このプログラムを通して、日本の教育システムがいかに充実しているかを知りました。そして、教育は私たちの心に光をともすだけではなく、国の繁栄にも結びつくものだということを教えられました。そして、このたび友人となったインド、モンゴルの皆さんと一緒に、よりより世界の実現をめざして協力していきたい」と、頼もしい抱負を語ってくれました。
修了式の後は、和やかに歓送会が行われ、恒例の各国の代表によるパフォーマンスが行われました。
ラオスの女子生徒は、ソロで美しい歌を披露し、皆を魅了しました。
モンゴルの女子生徒も、同じくソロで、モンゴルの民族楽器「馬頭琴」を奏でてくれました。そのなんとも味わい深い哀愁のある音色に、皆うっとり。
インドの高校生はグループで歌を披露すると同時に、「感謝の気持ちを込めて」と、その場で美しいさくらの絵を描いてくれました。
閉会が近づくと、全員名残を惜しみつつ、お互いにプレゼントの交換がはじまりました。
このプログラムがきっかけとなって育まれた友情が、これからもずっと続いていくことを、願ってやみません。