さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第25号
さくらサイエンスハイスクールプログラム第5グループ
修了式&歓送会が行われました!
6月2日(金) JST東京本部別館1階ホールにて、第5グループ(インド、ネパール、ブータン)の修了式と歓送会が行われました。
修了式では、各国の高校生代表がプログラム全体を振り返って感じたことについて、6分間のスピーチを行いました。
それぞれの高校生が自分自身の言葉で、力強く語ったことの一部をご紹介します。
ブータン代表のジュベン ラナさん 「日本の有名大学を訪問することで、様々な知識や情報を得ることができました。中部大学とSSH名古屋大学附属高校では、学生の皆さんとコミュニケーションをとることで、お互いに理解し合うことができたと思います。ミャンマーの伝統的な文化ともよく似ている、日本の文化を知ることもできました。いつも学校で勉強している知識をより深め、世界に向けて視野を広げることもできました。このプログラムで経験した様々ことは、これから社会に出て行く私たちの一生の糧となると思います。」
インド代表のクンムッド ラクラさん 「プログラムに参加することにより、視野を広げることができました。それは、日本の文化や技術についてだけではなく、私たち自身の文化を見つめなおすことにもつながりました。日本のことわざに、「知者は惑わず、勇者は恐れず」という言葉があります。智恵のある賢い者はその道を踏み外すことはなく、勇敢な者は恐れることがないという意味です。この忘れられない、そして啓発的な日本での経験は、私たちを賢くし、更なる先端科学技術の世界へ導きました。そして、忍耐、人情、時間を正確に守ることなどを日本人から学びました。私たちは、このさくらサイエンスプログラムに参加できたことをとても光栄に思っています。」
ネパール代表のシュレスタ サディクシュヤさん 「プログラム全体で最も素晴らしかったのは、光栄にも益川先生と対談できたことです。先生のお言葉はとても的確で、ユーモアにあふれていました。はじめ、ネパールとはだいぶ違う日本の環境に適応することは難しく思いましたが、今は日本のことが大好きになりました。日本とネパールは遠く離れていますが、同じルーツの家族のようにも感じています。2015年、ネパールで震災が起こった際には、日本から多大な支援をいただきました。ネパールを代表して、感謝の気持ちをお伝えします。」
修了式につづいて行われた歓送会では、ビュッフェ形式の食事を囲み、1週間の想い出を語り合いながら、プログラム最後の名残りを惜しみました。
歌や民族舞踊など、恒例となった各国高校生によるパフォーマンスも披露されました。
ブータン、インド、ネパール、それぞれのパフォーマンスの様子は、順次フェイスブックに公開していきますので、お楽しみに!