2017年度 活動レポート 第435号:東北福祉大学

2017年度活動レポート(一般公募コース)第435号

中国・浙江大学の若手研究者とミツバチ科学を介した地域振興をテーマに交流

東北福祉大学からの報告

2018年3月4日(日)から3月11日(日)の8日間、中国・浙江大学動物科学院から7名の大学院生、1名の学部生、3名の教員の計11名を宮城・東京に招き、ミツバチ科学を介した地域振興をテーマに交流を行いました。

東北地方では急速な人口高齢化に東日本大震災による被害も重なり、地域振興が大きな課題となっています。ミツバチは蜂産品による直接的な健康効果のほか、養蜂による癒し・生きがい創造効果、さらに養蜂・蜂産品開発などを産学官協力で推進することによる農業・地域経済の再興にも貢献する可能性があり、東北福祉大学は宮城県、ジャパンローヤルゼリー㈱JRJ蜂医科学研究所と協力してプロジェクトに取り組んでいます。そのようなミツバチ科学を介して医療・福祉・農業・産業を一体的に捉える、超高齢社会における地域振興の新たなかたちを学んでもらおうと、8日間の交流活動を行いました。

3月4日、仙台空港に降り立った翌日の3月5日から4日間は、宮城県を拠点に交流しました。そのなかでは、東北福祉関連法人の高齢者福祉施設である、せんだんの丘、せんだんの里の見学、学内での日本文化の体験と学生交流、そして東北福祉大学とジャパンローヤルゼリー㈱JRJ蜂医科学研究所が共同で行っている「ナタネによる東北復興プロジェクト」に関する報告と意見交換、そして実際に名取市北釜地区で現地視察などを行いました。

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せんだんの丘の見学
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双方の学生が発表をしました
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3日目の研究交流
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被災地の見学

浙江大学参加者の声

●「高齢者施設の設備・サービスとも充実していることが印象的でした。茶道を初めて体験したことも新鮮でした。また、東北復興のプロジェクトを聞いて、大学が企業と協力をして社会的責任を果たしていることに感銘を受けました」
●「中国で震災があった時に関心が集まったのはケガをした人、家を失った人などでしたが、日本で震災があった時に高齢者のことも気遣っていたと聞き、気配りの細かさを感じました」
●「高齢者施設のスタッフの質の高さに感心しました。自身の家族も祖父母の施設を探していますが、中国では介護サービスはまだ始まったばかりで日本ほどの長い経験がないので、スタッフの質に違いがあると感じました」
 

5日目の3月8日午後に東京に移動し、3月9日・10日は東京にて交流を行いました。ジャパンローヤルゼリー㈱本社にて「養蜂と養蜂産業の課題と在り方」や「ローヤルゼリーと認知機能」をテーマとした講義、招へい者の研究報告、そして意見交換が行われた後、山口喜久二特任教授より修了証が授与されました。

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招へい者による研究報告
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修了証授与後の集合写真
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日本科学未来館を見学した後、お台場で
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またの来日・来学を、楽しみに待ってます!