2017年度 活動レポート 第154号:東京理科大学

2017年度活動レポート(一般公募コース)第154号

インドネシアの大学生が、環境・エネルギーに関する科学技術を体験

東京理科大学からの報告

2017年11月8日~11月14日までの7日間、さくらサイエンスプログラムの支援により、インドネシア・イスラム大学から11名の学部学生、および引率教員1名が東京理科大学神楽坂キャンパスに滞在し、太陽電池材料など、環境・エネルギーに関する研究室訪問や科学技術体験を行いました。

インドネシア・イスラム大学から本学神楽坂キャンパスへの招へいは、今回が初めての経験となります。手探りでの企画でしたが、目立ったトラブルはなく、招へい者からは良い体験ができたとの声が聞かれ、日本に留学したいと述べる学生も複数いました。送り出し側の指導教員が日本で博士号を取得した日本通であったことも、スムーズに実施できたことの一因であったと思われます。

プログラムでは、物理学専攻趙研究室における講義や実験見学を中心とし、さらに本学野田キャンパスにある総合研究院・太陽光発電技術研究部門の訪問を行いました。さらに、川崎市の浮島処理センター内にある川崎エコ暮らし未来館の見学、太陽電池を多数配置した横浜市内の工場の見学、日本科学未来館の見学を行いました。太陽電池などの実物にはひときわ興味をひかれたようで、こんなところにも配置されている、と設置場所を見つけ出す学生もいました。

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本学・太陽光発電技術研究部門研究室訪問
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日本科学未来館での様子

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日本科学未来館での集合写真

このほか、留学説明会や、交流会を開催しました。留学説明会では、各種奨学金募集の紹介に加え、競争倍率などについても説明しました。留学説明会では、何人もの学生が挙手して、具体的な応募方法などの質問が出ました。交流会では、招へい者たちは食べ物に制限があることから、インド料理で歓迎会、海鮮料理でお別れ会を行いました。

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交流会の様子
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留学説明会の様子

今年度中には、日本人の学生が現地訪問する計画も進んでおり、「学会などで日本側が現地に出向く機会を作ろう」など、今後の交流や共同研究について話が尽きないまま、7日間の滞在を終えての帰国となりました。
このような交流のきっかけを作って頂いたさくらサイエンスプログラムに、深く感謝いたします。

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空港にて