2016年度活動レポート(一般公募コース)第324号
科学技術と人のつながりが未来を切り開くことを学ぶ国際交流
熊本大学 グローバル教育カレッジからの報告
2017年2月6日〜2月12日の期間、マレーシアの帝京マレーシア日本語学院より合計11名(教員1名、学生10名)を迎え、科学技術体験国際交流活動を実施しました。
マレーシアの帝京マレーシア日本語学院は、海外にある日本語学校では唯一、文部科学省「大学入学のための準備教育課程」の指定を受けており、マレーシアにいながらにして、日本の大学に入学するために十分な日本語力及び日本の科学技術を学ぶための基礎知識として数学や理科等の強化を重視した教育を行っています。
本プログラムは、そのマレーシアの帝京マレーシア日本語学院より優秀な高校生を招き、「KUMADAIマグネシウム合金」や「パルスパワー科学」などの最先端研究施設の見学、研究者や学生との交流活動や日本を代表する先端企業訪問を通して、日本の優れた科学技術への関心を高めると同時に、将来、熊本大学への留学、日本企業への就職などを促すことを目的として実施しました。
また、今回のプログラムにより、熊本地震で大きなダメージを受けたながらも復興のシンボルとなり熊本を支える熊本城や、阿蘇神社の見学、および復興を目指す人々と接することを通して、科学技術と人のつながりが未来を切り開くことを実体験することも意図しました。
招へいした学生から、「これまで経験したことがないことを経験でき、今後の自分の将来を考えるとても良いきっかけになった」との感想が述べられました。
招へい者は、日本留学のための学習を行っている高校生であり、それらの学生は本プログラムへの参加を通して、科学の面白さを実感することができ、将来的に、熊本大学への留学、日本企業への就職などを促す契機となったと考えられます。
本プログラムを実施するにあたり、ご協力いただきました本学の教職員の皆様、ならびに国際交流に積極的に参加してもらった本学の若手研究者、大学院生に感謝いたします。
また、多大なご支援をいただきましたさくらサイエンスプログラムに深く、深く感謝申し上げます。