2016年度活動レポート(一般公募コース)第302号
将来社会に貢献できるものづくり技術者の育成を目指す国際交流
鹿児島工業高等専門学校からの報告
鹿児島高専では、さくらサイエンスプログラムよりご支援頂き、平成28年10月5日~13日の9日間にわたり、ダナン科技大学から学生9名、引率教員2名を招へいしました。
本プログラムは、ダナン科技大学の学生にに日本の先端の科学技術について研修してもらうこと、併せて高専の学生との科学技術に関しての学生相互交流を深めることを目的として企画しました。
科学技術研修として企画した、SONY工場見学、トヨタ車体研究所見学、JAXA内之浦宇宙空間観測所見学、鹿児島市立科学館、霧島酒造見学では、皆 真剣な面持ちで説明を聞き入り、驚くほど熱心に質問して日本の科学技術に対しとても関心が高いことを感じ取れました。
ちょうど10月9日(日)に鹿児島で高専ロボコンの九州沖縄地区大会が開催されたのに合わせて、ロボコン競技大会の見学も行いました。各高専が作成するロボットの製作技術と競技のレベルが高く、ダナンの学生も非常に熱心に見学していました。
また鹿児島高専生だけではなく、都城高専の学生とも交流を行ないました。両高専でものづくり授業に参加し、それぞれの学生と意見交換を行うなど短い時間でしたが、工学を学ぶ者どうしの相互理解を深め、有意義な体験になったのではないかと思います。
鹿児島市の研修では、鹿児島のシンボルでもある桜島、今年7月に世界文化遺産に登録された尚古集成館を始め、鹿児島市立科学館へも週末の時間を惜しんで出かけました。見るもの全てが新鮮で、疲れなど全く見られない様子でした。
ダナン科技大学とは、今後学術交流協定を結ぶ予定です。
また是非、来年度も南九州にお招きしたいと思っており、まだ歴史の浅い交流活動ではありますが、今後も更に交流を深めていきたいと考えています。