2016年度活動レポート(一般公募コース)第210号
ロボットワークショップによるものづくり体験プログラム
芝浦工業大学からの報告
芝浦工業大学では、さくらサイエンスプログラムによる助成を受け、2016年10月18日から2016年10月27日の期間で中国の西北工業大学より機械工学、電子工学、デザイン工学、土木工学を学ぶ大学院生5名、学部生5名と引率者1名を招き、国際交流プログラムを実施しました。
本プログラムは本学研究室への訪問をはじめ、キャンパスツアー、浴衣の着付け等の日本文化体験、ロボットワークショップ、科学施設見学、本学学生との交流、そして都内フィールドトリップにより構成されました。
オリエンテーション・ウェルカムパーティ
10月18日に来日し、翌19日より、本プログラム開始となりました。まず、芝浦工業大学豊洲キャンパスを訪れ、本学での研究や施設、グローバル化への取り組みに関する説明を受け、本学への理解を深めました。その後ウェルカムパーティを行い、本学学生や教職員との国際交流を図ることが出来ました。
キャンパスツアー・文化体験
ウェルカムパーティを行った後、本学学生のアテンドでキャンパス内を見学しました。また、浴衣ワークショップでは自分自身で着付ける方法を学ぶなど、日本文化を体験しました。
ロボットワークショップ
20日、21日は、ロボットワークショップを行いました。ロボットワークショップとは、本学の教育・研究成果を地域社会に還元し、また学びの場を提供することを目的として開講している講座のひとつであり、初日、招へい者はロボットを自ら作成し、翌日に各自のロボットで相撲バトルを行い、ものづくりの面白さを体感しました。
都内見学
22日は、本学学生の案内のもと都内見学を実施しました。午前は日本科学未来館を見学し、日本の技術に関する理解を深めました。午後にはトヨタミュージアム見学やお台場を散策し、学生間の親睦を深めると同時に日本の生産技術・日本のまちづくりを知ることが出来ました。
23日は三菱みなとみらい技術館を訪問し、実機や大型模型、体験型の展示物を通じて、最先端の科学技術やものづくりの秘密に触れました。
研究室見学・フェアウェルパーティ
24日、25日は、本学の工学部機械機能工学科の2研究室を訪問し、教授や学生による説明を受けながら各研究室が追求する工学技術の説明を受けました。
成果発表
26日はプログラム最終日となり、約1週間のプログラムを通して、西北工業大学の学生10名が本学の研究室見学、学生交流、および日本の科学技術施設見学等を通して、学んだこと、体験したことについての発表が行われました。
その後、本プログラムを通して協力してくれた本学学生とともにフェアウェルパーティを実施しました。
招へい者の感想
It would be an unforgettable experience in my university life. I have been attracted deeply by robot technology in Japan and these days many lectures about robot broadened my horizon. In addition, I also knew lots of Japanese culture which is interesting.
I really like this program. It not only enables me to know some latest technology about robots, but also let me feel the beauty of Japanese culture. I visited many interesting spots in Tokyo. They let me know how the Japanese culture really is. I can feel that Japanese people are really polite to me. Also, they have many good virtues that I should learn. Sincerely I like this city, and I want to visit here again. Finally, I'd like to thank all the SIT teachers and volunteers for their mighty enthusiasm and giving me such a good experience in Japan. Bless this brilliant country and all the people here.
今後の展望
さくらサイエンスプログラムに採択されたことで、本プログラムを通して、西北工業大学との交流を開始することができました。
実際に、今回の招へい校から43名の学生が同年度内に別プログラムで本学を訪れました。今回のプログラムを機に、今後は、西北工業大学との間で学生交換をはじめとした国際交流を活発化していく予定です。