2016年度活動レポート(一般公募コース)第115号
材料化学に関する研究を通した国際交流
岡山大学からの報告
12月4日から11日にかけて、マレーシア プトラ大学、中国 浙江大学、浙江工業大学、厦門大学の若手教員、博士、修士学生の合計10名を招へいしました。
期間中、日本科学未来館の見学、東京歯科大学への訪問・セミナー、岡山大学での共同研究打ち合わせやセミナー、大学での実験や企業訪問を行う等で国際的な交流を深めました。
東京歯科大学では、武本真治講師による、歯科材料を含む材料化学に関するセミナー受講、および議論を行った後、研究室見学を行いました。東京の中心部にあり、最新の研究機器と英語の堪能なスタッフに囲まれた研究環境、研究への情熱に、一同は感銘を受けたようでした。
岡山大学では、早川聡教授、坂倉彰教授、岡田晃教授とそれぞれ共同研究に関する意見交換を行いました。共同セミナーも行い、岡山大学も含めて各大学の教員・学生から、研究発表や活発な意見交換、また材料に関する簡単な実験も行いました。
将来的な岡山大学への留学をイメージしてもらうために、滞在期間中に、学内の国際同窓会、グローバル・パートナーズ事務室、附属図書館、広報・情報戦略室への訪問や、学務企画課の主催するキャンパスツアー参加など、岡山大学を満喫してもらいました。
(国際同窓会訪問時の様子)
https://www.facebook.com/OUInternationalAlumniAssociation/posts/1322876517763014
さらに、帝人ナカシマメディカル(株) R&Dセンターの見学も行い、岡山から世界に向けて発信している企業についても学びました。
日程の終盤には日本三大名園の岡山後楽園も散策しました。“晴れの国おかやま”の美しい庭園を楽しんだようでした。
本プログラムは3年継続です。異なった国や研究分野のバックグラウンドを持つ若手教員と学生を一度に招へいすることで、物事を多角的・多面的に吟味し見定めていく力(クリティカル・シンキング)を体系的に学ぶことを目的としています。
今後も科学技術を通じてグローバルに活躍する理工系の人材育成に貢献する予定です。
このような貴重な機会をいただいたさくらサイエンスプログラムに心より御礼申し上げます。