2016年度活動レポート(一般公募コース)第24号
「スマートライフってなに?」
アジアの学生たちとサマープログラムを開催-その1
山形大学工学部からの報告
2016年8月1日~8月10日の日程で、山形大学工学部(米沢市)において「工学部国際連携サマープログラム2016」が開催されました。
タイ(ラジャマンガラ工科大学、モンクット王ラカバン工科大学)、マレーシア(マレーシア日本国際工科院)、中国(東北電力大学)、台湾(台湾大学、台湾中央大学)の6つの協定校から学部2,3年生10名が来日しました。今年度は「工学の視点からスマートで快適な生活を考えよう」のテーマのもと、様々な活動を行いました。
8月2日(月)午後、有機エレクトロニクス分野における先端技術の実証研究拠点である、山形大学有機エレクトロニクスイノベーションセンター(INOEL)および近未来の住環境を実証研究する施設「実証工房・スマート未来ハウス」の見学を行いました。
INOELでは有機EL, 有機太陽電池、有機トランジスタなどについての説明を受けました。また、スマート未来ハウスでは、壁紙ディスプレイによる超臨場感のある空間、有機生体センサーを内蔵したベッド、有機薄膜太陽電池が貼られたスマート発電ウインドウなどを見学しました。
また、それとは対照的に、100年前に米沢最後の藩主上杉茂憲が住んでいた建物や、江戸時代の奥州街道にある宿場町「楢下宿」も訪れ、その時代の人々にとっての「スマート」とはどのようなものかも考えました。
8月3日(水)午前には、前日見学した装置や研究に関する講義を受講し、理論的な面から知識を深めました。
8月6日(土)、7日(日)には、1泊2日の蔵王での合宿を行い、海外協定校生と本学の学生からなる混合グループを作り、スマートな生活とは一体どんな生活なのかを考えました。スマートフォンはスマートなのか? 昔の生活はスマートとは言えないのか?など、さまざまな角度からディスカッションが繰り広げられました。
(その2につづく)