2016年度活動レポート(一般公募コース)第14号
タイの科学高校と継続的な共同研究に期待 その1
立命館中学校・高等学校からの報告
2016年7月27日〜8月2日、タイのトップ科学高校、Mahidol Wittayanusorn School(MWITS)から9名の生徒と2名の先生を立命館高等学校で受け入れ、立命館高校の生徒とともに、日本の高度な科学・技術に触れる経験を通して、科学分野での広い視野を養い、同時に日本ヘの理解を深めるための科学研修を実施しました。
前半(7月27日〜30日)は立命館大学大阪いばらきキャンパス内のセミナールームにて、立命館高校の生徒とともに宿泊し、立命館大学、京都大学総合博物館、大阪大学等で研修を行い、後半(7月31日〜8月2日)は立命館高校の生徒とともに、東京近郊にて東京大学、科学館等での科学研修を行いました。
今回のプログラムでは、3年間の計画で招致を行うことから、両校間での共同研究、共同学習が進むことを目的としており、初年度である今回は、研究テーマを見つけることについて、立命館大学情報理工学部エリック・クーパー先生から指導を受けたことは有意義な経験でした。
また、関西、関東それぞれにおいて、日本の大学で学生生活を送っているMWITS卒業生を招き(関西2名、関東7名)、日本での学習や研究の内容、学生生活の様子等の話をしてもらう懇談会を持ち、その結果、参加者が皆、日本の大学への進学について、大いに興味・関心を示してくれました。
タイの生徒達は、日本の優れた科学・技術に触れることで、大きな刺激を受けるとともに、立命館の生徒との強い友情を育み、強いつながりを築くことができた研修でした。今後の再来日が期待できる内容となりました。(その2につづく)