2016年度活動レポート(一般公募コース)第13号
ベトナムの理科教員養成のための探究型教育研修プログラム その3
三重大学教育学部からの報告
4日目には三重県総合博物館、5日目には大阪市立自然史博物館と神戸市立青少年科学館、6日目には名古屋市立科学館を見学しました。土日で来館者が多いなか、すべての科学館で概要説明を丁寧にしていただき、見学させていただきました。
特に神戸市立青少年科学館では、和田智明館長が日本の科学技術イノベーションに関する取組まで含んだ説明を英語でしてくださった他、和田館長の格別なご配慮により、科学サポーターである斎藤進之輔先生が通訳の方とともに館内の展示について解説してくださいました。学生たちは展示物の豊富さに驚き、熱心に見学していました。
9日目には、このプログラムで学んだことを一人ひとりが報告しました。参加学生からは「学んだことをSakura Clubで生かして、科学の楽しさを広めたい」「教員になったとき、生徒が科学に熱中するような新しい教育方法を取り入れたい」「若い世代を育てるために、三重大学で出会った多くの友だちと協働していきたい」と語っていました。それに続いて、修了証および記念品としてアシスタントの学生が作成した参加者のイラスト入りクリアホルダを贈呈しました。
その後、参加者が準備したサイエンスショーを実演してくれました。ベトナムの物語である「雄王と王女の結婚」を題材にしながら、雄王は二人の求婚者に科学マジックの技術を戦わせるという展開でサイエンスショーが行われました。物語の中に科学実験を位置づけるという点でとてもユニークなものでした。
参加者も受入側も充実した楽しい期間を過ごしました。今後も一層の交流を推進したいと関係者一同、願っています。