さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第48号
約550名のアジアの高校生たちが7班に分かれて来日
お別れパーティでは歌や踊りで盛り上がった第7グループ
国立研究開発法人科学技術振興機構
5月9日に第1グループが来日してスタートした今年度のさくらサイエンス・ハイスクールプログラムですが、本日(8月28日)最後の第7グループが修了式を終え、総てのプログラムが無事、終了しました。その間、日本を訪れたのは、約550名の高校生たちで、引率者も含めると、600名以上となります。
今日、修了式を終えた第7グループは中国、ミャンマー、モンゴル、カンボジア、ラオスの5カ国で引率者の先生も含めると総勢106名です。
8月22日に来日し、関西、関東の大学や科学研究施設を訪れ、ノーベル賞授賞者の白川英樹博士や鈴木章博士から実験教室や特別講義を受け、明日(8月29日)帰国の途に着きます。
修了式では、5カ国の駐日大使館の皆さん、そして外務省、文部科学省の関係者と多くの来賓が出席し、高校生たちが無事プログラムを終了したことを祝福すると共に、今回の日本での経験を生かして、将来、立派な科学者になってほしいと激励しました。
高校生からはそれぞれの国を代表して5名が報告を行いました。日本で最先端の科学技術に触れたこと、ノーベル賞の学者に会えたこと、そして同世代の日本の高校生たちと交流したことなど、1週間の間に体験したさまざまな思い出を語りました。
また、引率の先生方からも、さくらサイエンス・ハイスクールプログラムは科学技術はもとより、日本の文化や歴史も体験できるようによく考えられプログラムだとの感想が多く聞かれ、それを計画したJSTや日本政府に対して、皆、心からの感謝を述べていました。
その後行われた歓送会では、5カ国の高校生たちが自分たちの国の歌や踊り、笛の演奏や習字までも披露し、とても華やかで楽しい会となりました。そして立派な科学者になってまたいつかどこかで会いましょうと友情と再会を誓い合いました。