さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第45号
中国・ベトナムの高校生が修了式と歓送会
国立研究開発法人科学技術振興機構
8月15日~22日の日程で来日したさくらサイエンス・ハイスクールプログラム・第6グループ(中国56名、ベトナム33名)の計89名(引率者を含む)が全プログラムを終了し、本日(8月21日)その修了式が、オリンピックセンターで行われました。来賓として中国とベトナムの在日大使館から関係者が出席し、また、日本側からは外務省と文部科学省から担当官が出席して、高校生たちに激励の言葉を送りました。
引き続き、高校生を代表して、まず中国からHong Shengnana君が「JSTをはじめ、日本の受入れ側のキメ細かな配慮に感動した」「日本科学未来館の毛利館長の話がとても興味深く、将来は宇宙船の技術者になりたい」と感想を述べ、さらにベトナムのNguyen Minh Tri君は「日本人の勤勉さ、規律正しさ、忍耐強さが印象に残った」「日本の高い技術とインフラに目を惹かれた」と日本滞在の印象を語りました。
引率者からの報告として、中国・広州市第二中学のZuo Tao先生は「ノーベル賞受賞者の小林誠博士から直接話を聞くことができ、また質問の時間も設けられており、高校生たちには貴重な経験だった」と語り、ベトナム教育訓練省のDang Thuy Chi シニアー・オフィサーは「科学技術は成功のカギを握っている。日本のような先進国は他の国にそれを橋渡しする任を担っている。その意味からもさくらサイエンスプログラムは素晴らしい」と述べました。その後、JSTの小原満穂理事から生徒代表に修了証とバッヂが手渡され、修了式は終了しました。
引き続き開かれた歓送会では、中国の生徒たちが太極拳や歌を披露し、1週間の間にすっかり仲良くなった2カ国の高校生たちはいつまでも名残おしそうに写真を撮りあって、最後の夜を楽しんでいました。