さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第10号
科学技術をはじめ日本の文化や歴史などを学んだ1週間
さくらサイエンス・ハイスクールプログラム(第1グループ)が修了式
国立研究開発法人科学技術振興機構
5月9日(土)から7泊8日の予定で日本を訪れていたさくらサイエンス・ハイスクールプログラム第1グループ110名の高校生たち(インド・タイ・フィリピン)が総てのプログラムを終了し、5月15日(金)、宿舎の国際協力機構(JICA)東京国際センターで、修了式が行われました。
来賓に文部科学省の坂口昭一郎国際戦略室長、在日本インド大使館のチャダラン・シバジ科学技術参事官、在日本フィリピン大使館のアンジェリカ・エスカローナ文化担当官・公使を迎え、各国を代表して1名ずつの学生が報告を行いました。
インドのカレ・デバンシュ君は「知識だけでなく、日本の技術や文化を学び、そして友人もできた。このプログラムをつくって下さった全員に感謝する」。
フィリピンのティウ・ユニ・ザンドリア・マリー・ミランさんは「大学、研究室を見学し、日本について多くのことを学んだ。このプログラムは、私に自分たちの国をもっと良い国にしなければという気にさせてくれた」。
また、タイのトゥリン・チャニタさんは、「一流の研究者に会い、一流の施設を見学して、科学技術の大切さを実感した。科学者になりたいと真剣に思った」とそれぞれの感想を述べました。
引率者の先生方からも「日本とインドとの関係を今まで以上に発展させなくてはいけない。来年はもっと多くの高校生を送りたい」とインドのプラサド・ヴィレンダ先生。
フィリピンのゴンザガ・ルウィナ・サムバス先生は「このプログラムは学生たちに一生懸命勉強することの大切さと情熱を教えてくれた」。
そしてタイのチャンタパン・ティーラウント先生は「日本で学んだことを今回参加した40名の学生、4名の引率者だけに留めていてはいけない。タイの総ての人に知らせたい」と語り、先生方にとっても多くを学んだプログラムでした。
そして最後に外村正一郎JST理事から各国代表者に修了証書が手渡されました。