さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第9号
駐日タイ大使、タイから来日中の高校生が偶然、同じKEKを訪問
- タイの高校生が駐日大使を表敬訪問
さくらサイエンス・ハイスクールプログラム(第1グループ)
国立研究開発法人科学技術振興機構
タイから来日中の高校生がタイ大使館に到着すると、シハサック・プアンゲッゲオ大使(H.E. Mr. Sihasak Phuangketkeow)自ら出迎え、タイ語を交えての自己紹介で会談が始まりました。
高校生が、9日の来日以来、体験したプログラムや訪れた施設について説明しましたが、12日の高エネルギー加速器研究機構(KEK)訪問について話が出ると、大使から、4月に来日したシリントーン王女殿下とKEKを訪問したことや、この分野で日本-タイの協力体制が整っていること、日本が先行するこうした素粒子物理学などの分野における、タイの若い世代の積極的な貢献への希望が述べられました。
大使からの言葉を受け、高校生たちからは、国に戻りさらに科学分野での勉学に励みたい、との「決意表明」が行われました。大使はさくらサイエンスプログラム、とりわけ、高校生プランによりタイの若い学生が、ノーベル賞受賞者による実験教室や毛利先生と意見交換ができることなどをあげ、充実した交流が組まれていることに感謝の言葉を述べられました。
最後に大使はさくらサイエンスプログラムの名にある、桜のシーズンに日本に再来日するよう皆に勧めて、訪問は終了しました。
2015年4月24日付、KEK ニュース
4月23日(木)、タイ王国シリントーン王女殿下とシハサック・プアンゲッゲオ駐日タイ王国大使夫妻他35名の訪問団がKEKを視察されました。