2015年度 活動レポート 第123号:岡山大学

2015年度活動レポート(一般公募コース)第123号

実践型実習授業への参加や自由討論会などで盛り上がる
インド国立コレラおよび腸管感染症研究所の大学院生らが研修
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科(薬学部)三好伸一教授からの報告

岡山大学

岡山大学大学院医歯薬学総合研究科では、2007年にインド国立コレラおよび腸管感染症研究所NICED(西ベンガル州、コルカタ市)内に岡山大学インド拠点を設置し、下痢症などの感染症制御のための国際共同研究を行っています。

平成27年度は、9月11日(金)から17日(木)までの7日間の日程でNICEDのポスドク1名と大学院生6名を大学院医歯薬学総合研究科(薬学部および医学部)に受入れ、さくらサイエンスプログラムによる交流事業を実施しました。

さくらサイエンスプログラムの参加者

この交流事業は、平成27年が「日印科学技術協定締結30周年」の節目となることから、インド共和国の感染症研究の未来を担う優秀なポスドクや大学院生を招聘して、特別講義や合同セミナー、研究施設や病院の見学などを通じて、わが国の感染症研究者や創薬研究者との交流を深めるとともに、わが国の先端科学技術への関心を高め、日印両国のさらなる研究交流の発展に繋げることを目的として実施しました。

特別講義の聴講
薬学部での合同セミナー
薬学部での合同セミナー

主なプログラムとして、薬学部においては特別講義『抗菌薬の開発研究の新戦略』の聴講、「感染症研究グループ」および「バイオインフォマティクス研究ユニット」との合同セミナー、副学部長表敬訪問、岡山大学に留学しているインド人大学院生との自由討論会などを実施しました。

討論会に参加したインド人留学生との集合写真

医学部においては、研究室訪問、実践型実習授業への参加、岡山大学病院の施設見学、「公衆衛生研究ユニット」との合同セミナー、研究科長表敬訪問などのプログラムを行いました。

研究室訪問[病原細菌学]
実践型実習授業への参加
岡山大学病院の施設見学
学長表敬訪問
学長表敬訪問

最終日には学長を表敬訪問し、12月の学長訪印とコルカタ市での再会を約束して交流を終了しました。事業実施後のアンケートでは、“Were you satisfied with visiting to the university, research institutions, or the Science Museum ?”の問に関しては、全員が“Very Satisfied”と回答し、“Do you wish to come to Japan again?”の問に関しては、全員が“Definitely Wish”と回答していました。

なお12月17日には、学長ら本学一行が岡山大学インド拠点およびNICEDを訪問し、『さくらサイエンスプログラム』で来学したインド人学生らとの交流会を開催しました。