さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第12号
東京工業大学・地球生命研究所でワークショップに参加
独立行政法人科学技術振興機構(JST)
中国からの高校生第2陣は、7月28日午前、東京工業大学の地球生命研究所(ELSI)を訪れました。ELSIは2012年12月にスタートした新しい研究所で、地球の誕生や生命の起源について研究しています。まず東工大やELSIのオリエンテーションを受けた後、生徒たちはインターナショナル・ワークショップに参加しました。
ワークショップではイタリア、スペイン、アメリカなど各国からやってきた客員研究員たちが、ビート・ハット教授を囲んで熱心にディスカッション中。ハット教授は東工大の参与であり、プリンストン大学高等研究所の宇宙物理学教授でもあります。そして中国からの高校生を前に、何故自分たちが地球の研究をしているのか、科学という学問の進化についてレクチャーしてくれました。まるでハーバード大学の白熱授業のように分かりやすくとても興味深い授業です。
それに触発された生徒たちは次から次へと質問を教授に浴びせます。授業が終わってからも教授や研究員たちを取り囲んで離しません。まるで今度は中国高校生たちとのワークショップが始まったようです。彼らの好奇心が一気に爆発したようで、未知の学問に全員の目がキラキラと輝いています。
ハット教授に次から次へと質問する中国の高校生たち。
ハット教授と研究員たちと記念写真。
その後、実験室で植物の培養やたんぱく質の生成の様子を見学、さらに学食の体験をして、午前のプログラムを終了しました。