2014年度 活動レポート 第53号:中央大学理工学部(3)

2014年度活動レポート(一般公募コース)第53号

中国・厦門大学の学生10名が訪問(その3)

中央大学理工学部

5日目(9月5日)は、「学生によるワークショップ(Joint Workshop)」です。理工学部白井宏教授を座長に、厦門大学の学生と中央大学の学生による研究発表を交互に行いました。発表はもちろん、質疑応答も全て英語で行いました。また、厦門大学から物理機械電気工学院院長・呉晨旭教授(WU Chenxu Dean/Prof. of School of Physics and Mechanical & Electrical Engineering, Xiamen University)が参加されました。

学生交流会。
 

最初の"Introduction of Xiamen City and Xiamen University"では、厦門の歴史、方言、文化等、そして厦門大学の歴史、概要、国際協定等が紹介され、特に写真で紹介された厦門の美しい風景が印象的でした。続いて、学生たちが自分の研究分野から発表を行いました。両大学の学生からは自分の専門以外の分野でも、様々な質問があがりました。

ワークショップ終了後は、Farewell Partyを開催しました。
翌日のバスツアーを残して中央大学における研修は本日で終了ということで、福原紀彦学長からさくらサイエンスプログラム修了証が手渡されました。

福原紀彦学長からさくらサイエンスプログラム修了証が手渡されました。

さくらサイエンスプログラム修了の記念撮影。

6日目は、キャンパスを飛び出して、「横浜・鎌倉一日」バスツアーに参加しました。これまでの講義による研修とは趣向を変えて、東京近郊の観光地を訪れました。

横浜中華街にて。

鎌倉の大仏を背景に。

9月7日、学生が帰国する日になりました。
出発前の宿舎には、厦門大学の学生をサポートしてきた本学学生が、早朝にもかかわらず見送りに来てくれました。お互いに再会を約束して、一行は成田空港に向かいました。

成田空港にて。

全体で一週間のプログラムは、終わってみればあっと言う間のものでしたが、厦門大学の学生のみならず、プログラムに参加した本学の学生も、通常の大学生活では得られない貴重な体験をできたと思います。今回のプログラムをきっかけに、厦門大学・中央大学の交流がさらに発展することを願います。

最後に、学生の一人から、石井靖理工学部長宛に送られた手紙の内容を紹介します。


Dear Prof. Yasushi Ishii,
My name is Ding Nan, the girl who introduced Xiamen University in the workshop. I hope you can have a little memory about me. In this Sakura Program, I learned too many things. Japan is a country that is completely different from my imagination.
I'm very thankful for your kind treat. Because I'm just an undergraduate without any research to some scientific programs, it seems that this trip brings me a window to the world. Personally, I admire you very much for your knowledgeable temperament and excellent achievements in scientific research.