2014年度活動レポート(一般公募コース)第52号
バンドン工科大学の学生が、新星に関する研究・観測実習を実施
京都産業大学
9月8日(月)~17日(水)の日程で、さくらサイエンスプログラムの招聘により、インドネシア共和国バンドン工科大学の皆さんが来日しました。
京都産業大学神山天文台に設置された私立大学最大となる口径1.3m望遠鏡などを活用した、研究・観測実習を実施しました。特に、本学・神山天文台において近年、世界的な成果が出つつある新星爆発の研究について、よりいっそうの理解を深めてもらう、良い機会となりました。
9月8日(月)は、学内キャンパスツアー・オリエンテーションを実施後、交流を深めるためのウェルカムパーティーを行いました。
9月9日(火)~9月12日(金)は、新星についての講義、望遠鏡を用いた観測実習などを行いました。実習には、京都産業大学の学部生も加わり、データ計測・分析を通して活発に意見の交換がされました。
また、インドネシアで観測することができない北極星を実際に見ることができ、インドネシアから来た学生にとっては大変、貴重な経験となりました。
9月14日(日)は、京都市内を観光し、日本の古都・京都に息づく伝統・文化を肌で感じました。
伏見稲荷の鳥居の多さ、三十三間堂の迫力ある仏像、二条城の美しさに息をのんでいました。また、インドネシアでも人気のお寿司を昼食として頂きました。回転寿司というシステムも新鮮で楽しかったようでした。
9月15日(月)および16日(火)の実習を経て、無事にプログラムを修了し、実施主担当者である河北秀世教授から修了書の授与が行われました。
初日には、少しぎこちなかった学生同士の交流も、プログラムを通して、すっかりと打ち解けた様子となり、終始、和やかな雰囲気での修了式となりました。
10日間におよぶプログラムは、あっという間に終了し、9月17日(水)に関西国際空港からの帰国となりました。参加したバンドン工科大学の学生からは「もっと日本にいたい。また、研究者として日本に戻ってきたい。」という声が聞かれました。
今後、彼らと日本との交流が期待されます。