2014年度活動レポート(一般公募コース)第45号
RUPP-OPU(王立プノンペン大学?大阪府立大学)との交流(その1)
大阪府立大学 現代システム科学域/理学系研究科 瀬田和久
8月25日より30日までの6日間(プログラムは実質5日間)、王立プノンペン大学(カンボジア)から教員・学生あわせ10名を実施責任者として受け入れましたので、その経過を数回に分けて順次ご報告いたします。まずは準備編です。
大阪府立大学では4件の提案が前期実施分として採択されました。王立プノンペン大学からの受け入れはそれらの先陣を切る格好でスタートしました。したがいまして、実施ノウハウの府大モデル構築を強く意識し、辻洋理事の強力なリーダーシップの下で、キックオフミーティングと2度の打ち合わせを行いました。
そして実施プログラムと予算計画、役割分担、組織的バックアップ体制ならびに緊急連絡体制などを確立し、関係者と入念なすり合わせを行い、意識共有を進めた上で受け入れに臨みました。
また、私の研究室の学生を中心にプログラム実施の補助をしてもらう計画でしたが、これまでに親交があったわけではありません。このプログラム実施を通じて初めて対面することになりましたので、王立プノンペン大学側ともメールやFacebookを通じて事前に交流をスタートさせました。
来日直前にはSkypeを使い、自己紹介やプログラム実施にかかる事前準備や、来日前のホームワークの確認等を皆で行い、参加者のレディネスを高める工夫をしました。今振り返ってみると、こうした事前の交流は、短期間の受け入れプログラムが有効に機能する一助になったものと認識しています。
写真は、事前交流のために作成したFacebookグループの画面と、プログラム期間中に関係者(日本人教員、事務スタッフ、カンボジア訪問団)が着用した名札です。私どもの学生も初日終了時点で既に10名の参加者全員の名前を覚え、ニックネームで呼び合える仲になるのに貢献しました。