2014年度活動レポート(一般公募コース)第27号
食品機能解析法や食の安全性について学ぶ
香川大学農学研究科
さくらサイエンスプログラムのプログラムを実施している香川大学農学研究科は、さる7月15日から20日間、アサンプション大学、シラパコン大学、カセサート大学(いずれもタイ),浙江工商大学(中国)、北スマトラ大学(インドネシア),ハノイ工科大学(ベトナム)の4カ国から8名の学生や若い研究員を受け入れ、加工食品に高付加価値をつける食品機能解析法や食品の安全性について学んでいます。
香川大学の最初の訪問場所である希少糖生産ステーションでは、聞き慣れないプシコースなど、希少糖の生産システムの説明がありました。
希少糖は果糖と比べ甘さ控えめで、カロリーがないこと、健康機能性も徐々に知られ、医学部を中心に生活習慣病の克服のため、希少糖の利用が考えられていることを学びました。
伝統的な手法で作られている小豆島の醤油、素麺などの工場の見学も行いました。
愛媛総合科学館ではサイエンスの面白さや日本の科学技術のレベルの高さを学びました。食品では、四国のビール生産工場の衛生管理など学び、学生らがノンアルコールビールの製法について興味深そうに説明を聞いていました。
研究室では、熱帯植物を利用した機能性食品素材開発や食品の安全分析法の体験学習、ナノエマルションによる食感の改善、乳化剤の開発基礎研究、成人病予防食品の開発などについて研究中です。
今後、共同研究や学生交流が進む事を願っています。