2014年度活動レポート(一般公募コース)第14号
猛暑の中を見学する同済大学浙江学院の学生たち
中部大学工学部
中部大学が招へいした同済大学浙江学院の皆さんは、8月2日から学内の施設や総合工学研究所分析計測センターを見学しました。
このセンターには、走査電子顕微鏡や核磁気共鳴装置など、大型分析装置が多数設置されており、日夜学生や院生が研究に励んでいます。蟻の触角や、インフルエンザウイルスの写真を見た皆さんは「えっ?!」と驚きの声を上げながらも、真剣に見入っていました。
また民族資料博物館では、実際に音を出すことができる楽器に触れたり、民族衣装を見たり、アフリカの石を使ったゲームなどに興味しんしんの様子でした。
図書館では、飛び出す絵本に興味を示す学生や、書籍だけでなくPCコーナーを見学して学生たちがレポート作成などにも活用されている現状を見ていました。
さらに市街地再開発事業について学ぶため、勝川駅前商店街を見た後、稲垣勝彦春日井市産業部長、水野隆春日井商工会議所副会頭、山田真平春日井商工会議所事務局長によるレクチャーを受けました。
稲垣産業部長からは昨年度市制70周年を迎えた春日井市の概要、水野副会頭からは勝川駅周辺再開発事業について説明を受けました。山田事務局長からは商工会議所の役割、羽後静子中部大学国際関係学部教授からは、自身が取り組んできた勝川駅前商店街の振興について説明がありました。
最後に学生らからは春日井市の書を使ったアピールはとても素晴らしいことなので、中国でもできればいいと思いますという意見や、勝川地区日本の再開発事業の仕組みについて、中国とはまったく違ったので驚きましたとの意見がありました。また駅前の商店街では、歩行者と車両が同じ道路を利用しているが、なぜ歩行者専用にしなかったのですか、と鋭い質問も出ました。
レクチャー終了後、勝川で開催されている勝川夏まつりに参加。「さくらサイエンスプログラム」でここ春日井を訪れている中国からの留学生と紹介されて、次々と壇上に上がり拍手を浴びました。学生たちも口々にいい思い出ですと語っていました。