ミャンマーにおけるCOVID-19の状況

ミャンマーにおけるCOVID-19の状況

 ミャンマーでは、COVID-19の最初の2件のケースが2020年3月23日に確認されたため、政府は3月24日にCOVID-19が我が国で発生したことを発表しました。発表後、全ての大学と私立公立の高校、小学校が閉鎖され、全ての大学生は故郷に戻らなければなりませんでした。ほとんどの官公庁も閉鎖され、全ての職員は自宅に戻ることに集中するように指示されました。しかし、現時点では、大部分の省庁は、全体の職員のうち50%が通常通り勤務し、残りの50%が自宅に留まるという職員のローテーションを組むように直接的に勧告されています。このようにして、官公庁における通常業務の機能不全や遅延はありません。そして、全ての大学はインターネットを利用して講義を提供するように言われましたが、電力不足とインターネット接続の遅延が大きな問題となっています。

 幸いなことに、我が国の指導者は厳格で価値のある政策管理を行うことによって、困難な状況を克服するために率先して取り組みました。我が国の人気あるリーダーであるアウンサンスーチー国家顧問は、彼女の性格の強さを利用して政府の対応を先導しようとしました。彼女は3月31日に最初の個人用Facebookのページを立ち上げ、人々と直接コミュニケーションを取るようにしました。同じく3月31日に、ミャンマーにおけるCOVID-19の感染拡大に対応するために、ミント・スウェ第一副大統領が率い、さまざまな連邦省庁のメンバーで構成されるCOVID-19委員会がウィン・ミント大統領によって編成されました。そして、COVID-19感染者の世話をするために、医師や医療関係者のほとんどが動員されました。他のNGOボランティアも、海外旅行のために検疫にいることを求められている人々を支援しています。最初の2つのCOVID-19感染のケースの後、現在までより多くの感染者が徐々に増加しています。COVID-19の検査は、ヤンゴンの国家保健研究所と医学研究所で行われ、更に新しいラボが6月にマンダレーとモーラミイングに建設される予定です。

陽性患者の自宅や周辺地域を消毒

 政府がミャンマーでのCOVID-19感染を発表したとき、全ての人々はスーパーマーケットで多くの食料品を購入しようとしただけでなく、家に留まることにも努力していました。現在の大きな問題に対応するために、全てのスーパーマーケットと薬局は、都市での食料品や薬の不足につながらないようにするために、毎日24時間営業を続けています。パニック買いに対応するために、政府は1つの家族と各人がどれだけ買うことができるかを発表し、また、ボランティアや官公庁のスタッフは、官公庁、市場、アパートの入口などにおいて人々の体温をチェックしています。

 COVID-19の最初のケースは、ミャンマー国籍をもつチン族で発生したもので、その男性たちはイギリスからタイ経由で帰国しました。その後、多くの感染のケースが発生し、政府は突然、COVID-19感染の恐れの高い地域となったいくつかの都市、特にヤンゴンで外出禁止令を出しました。さらに、4月に予定されていたミャンマーで最も重要な祭りのティンジャンウォーターフェスティバルは延期されることになり、そのためディンジャン休暇もキャンセルとなりました。これは、人々がこの休日のために、バス、電車、航空機などの交通手段を利用して帰省し、それが感染の拡大につながると恐れられたためです。

 その後、ヤンゴンの7つの町は、ティンジャン新年休暇に合わせて4月10日から19日までロックダウンされました。また、午後10時から午前4時までの外出禁止令が出されました。さらに政府は、ヤンゴンの7つの町でのロックダウンを4月19日以降も延長すると発表しましたが、いつまでになるかは明らかにされませんでした。全体的に、ヤンゴンは韓国でのキリスト教の集会のような最も深刻なパンデミック感染を恐れています。そのために、政府も5人以上の集会を禁止していますが、4月17日現在、全面的なロックダウンに拡大するかどうかは決定されていません。

バス車内ではマスクと手袋を着用

 ミャンマーは近隣諸国に比べて十分な保健管理システムが整っていないこと、COVID-19に大きく汚染されている中国やタイと広く、且つ活発な国境に接していること、そして国際的なハブとなる空港との接続を急速に拡大させているが、政府はコロナウイルスによる死者と犠牲者の存在を否定していると非難されています。今日(5月3日)現在、陽性患者は155人、死亡は6人に達し、その後43人が回復しました(5月3日、ミャンマー健康スポーツ省のFacebook)。

Contributed by Yu Nandi Thaw

An alumnus of SSP from Myanmar

注)原文からの和訳はJSTによるものです。正確な表現やデータについては、下記の英語原文をご参照ください。

Covid-19 Situation in Myanmar
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