中国科学院青島バイオエネルギー・プロセス研究所Qingdao Institute of Bioennergy and Bioprocess Technology, Chinese Academy of Sciences
出展技術成果1
出展分野
- 低炭素、エネルギー
持続可能な発展目標
目標 7:経済的に使えるクリーンエネルギー
出展技術テーマ
リグノセルロースの高効率分解・転換
技術の特徴
化学とバイオの技術を組み合わせたリグノセルロース転換のルートで、独自のセルロソームによる統合バイオマス糖化プロセスを中核とし、これに付随するクリーン予備処理技術と川下発酵技術を確立し、わらなど農林業廃棄バイオマスの3要素(セルロース、ヘミセルロース、リグニン)のクリーン分離、糖化と転換、および全成分利用を実現した。プロセスはクリーン・ゼロエミッションで、わら1トンあたりのエネルギー消費は500KWH、セルロース転換率は>90%である。輸出製品には糖類ベース化合物、フラクトオリゴ糖、セルロシック・エタノール、リグニンベースラテックス相容化剤、有機肥料などがある。
応用分野
農林業廃棄物高付加価値化利用
リグノセルロース高効率転換技術の研究開発設備および技術モデル
a, 自主開発した非基準菌株遺伝改造およびプロセス最適化設備 Custom devices for highly efficient genetic engineering and process optimization
b, 予備処理―糖化中間試験モデル Pilot-scale demonstration of pretreatment and saccharification
出展技術成果2
出展分野
- ライフサイエンス
持続可能な発展目標
目標 3:健康と福祉
出展技術テーマ
大規模な微細藻類の従属栄養性養殖による単細胞タンパクと機能性オイルの生産
技術の特徴
安価なセルロース糖あるいはでんぷん糖を炭素供給源とし、微細藻類の大規模な従属栄養性養殖を行い、高品質タンパク質、ポリペプチド、多価不飽和脂肪酸、色素などの製品を生産する。既存の製品性能規格は次の通りである。(1)タンパク質藻粉末:タンパク質含有量>55%。(2)微細藻類粉末ペプチド:ポリペプチド含有量>80%、分子量<3000。(3)DHA藻類オイル:DHA含有量>60%。(4)DHA・EPA藻類オイル:DHA含有量50~55%、EPA含有5~10%。
応用分野
ヘルスケア、飼料
製品の一部:
a,DHA/EPA藻類オイル。b,ARA藻類オイル。c,粉末ポリペプチド。
d,DHA/EPA/アスタキサンチンカプセル。e,微細粉末藻類。f,DHA鶏卵。
出展技術成果3
出展分野
- 低炭素、エネルギー
持続可能な発展目標
目標 7:経済的に使えるクリーンエネルギー
出展技術テーマ
1)炭素重合体複合材料。2)ポリベンゾイミダゾール膜
技術の特徴
・炭素重合体複合材料の技術の特徴:電導率500S/cm、湾曲強度60MPa、厚さ0.8mm。主に陽子交換膜燃料電池など、電気化学エネルギーの極板開発に使われ、高い電導率と強度、低いコスト、大量生産のしやすさなどの技術優位性を持ち、経済効果と社会の利益をもたらす。
・ポリベンゾイミダゾール膜の技術の特徴:電導率0.01S/cm、引っ張り強度20MPa、厚さ20マイクロメートル。主に高温陽子交換膜燃料電池の隔膜に使われ、高い電導率と耐久性、大量生産のしやすさなどの技術優位性を持ち、経済効果と社会の利益をもたらす。
応用分野
陽子交換膜燃料電池
製品の一部:
1)炭素重合体複合材料
2)ポリベンゾイミダゾール膜