日中大学フェア&フォーラム in イノベーション・ジャパン 2019

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ハルピン工程大学 ハルピン工程大学Harbin Engineering University

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出展技術成果1

出展分野

持続可能な発展目標

目標 9:産業、イノベーション、インフラ


出展技術テーマ

船舶用ディーゼル機関排気脱硫脱硝後処理技術


技術の特徴

ハルピン工程大学は、船舶用ディーゼル機関の排気脱硫・排気脱硝後処理技術において飛躍を遂げ、湿式・乾式排気脱硫システム、高圧・低圧SCRシステム、EGR洗浄システムなど多くの排出削減装置試作機を製作し、船舶排気脱硫脱硝一体化システムのコア技術を実現した。2015年に大学は船舶排気船上脱硫システム試作機(4.5MW)で鎮江においてCCS排出性能検証試験に合格し、我が国で最初の船舶型式認証を獲得した船舶排気脱硝装置となった。試験により、このシステム試作機は単位当たりの出力重量、水消費率、汚泥産出量などの技術性能指標で同時期の製品を上回ることが示された。


応用分野

船舶用排気汚染物処理


ハルピン工程大学が製作した船舶用排気洗浄脱硫システム試作機(4.5MW)


出展技術成果2

出展分野

持続可能な発展目標

目標 9:産業、イノベーション、インフラ


出展技術テーマ

塩分・砂が多い、低温、大雨量の環境下における空気の品質保証技術


技術の特徴

動力設備や通風システムを海洋・砂漠・極地などの環境下で稼動させると、塩分・砂・氷などによる腐食・摩耗・脱落などが動力設備の流量サイズに影響し、装置の性能と効率を下げ、深刻な場合には機械の故障や重大事故を引き起こす可能性がある。吸気の品質要求が日増しに高まる状況に対し、課題チームは長年の研究を経て、塩分・砂が多い、波が高い、低温などの複雑な観光条件での空気の品質を保証する技術を開発し、外部の塩霧の濃度が100ppmに達した時でも、動力装置入口の塩霧濃度が0.07ppmを下回ることを保証する。吸気温度5℃以上で上記の指標を達成すると同時に、総圧損失は1500Pa以下で、複雑な環境での設備の正常で安定的な稼動を保証し、耐用年数を効果的に延ばすことができる。


応用分野

悪条件下での空気の品質保証


ハルピン工程大学の研究開発した空気品質保証設備


出展技術成果3

出展分野

持続可能な発展目標

目標 9:産業、イノベーション、インフラ


出展技術テーマ

水中溶接ロボット


技術の特徴

(1)この水中溶接ロボットは開放骨格構造を採用し、排水量が少なく、機動的で便利である。(2)この水中溶接ロボット自身に動力装置が備えられ、水中で6つの自由度で運動できる。(3)この水中溶接ロボットはアンビリカルケーブルでリアルタイムの遠隔操作を行う。(4)この水中溶接ロボットは作業できる水深が深く、最大作業水深は50メートルである。(5)局部乾燥法水中溶接技術により水中溶接を行い、溶接品質が高い。


応用分野

水中でのメンテナンス


左は水中溶接ロボットの実物写真、右は溶接作業中の水中溶接ロボット