中山大学光華口腔医学院付属口腔医院GUANGHUA SCHOOL OF STOMATOLOGY, HOSPITAL OF STOMATOLOGY, SUN YAT-SEN UNIVERSITY
大学概要
中山大学光華口腔医学院付属口腔医院は、現在、口腔総合治療外来ベッド326台、入院病床58床、年間外来延べ70万人、24の臨床部門を開設し、教職員数650人以上で、口腔科全般と専門治療は国内外のトップレベルにあり、中国健康年度総合評価ランキング「全国最も人気のある口腔医院」に連続して選出されている。ここ5年で国家科学技術サポート計画プロジェクト3項目、国家自然科学基金プロジェクト49項目、衛生部臨床学科重点プロジェクト4項目、省・部級プロジェクト111項目、その他各種プロジェクト72項目を受託し、科研費は合計3461万4000元であった。発表された学術論文913篇、そのうちSCIに収録されたもの174篇、影響指数3.0以上のもの41篇、学術専門書主編19部、衛生部計画教材などの専門書の共著31部。省・部級科学技術賞5つを受賞し、総合力は国内の同種学科のトップクラスである。
出展分野
- ライフサイエンス
- 医療
出展内容
PD-1に特異的結合の新規Peptidesを同定-生物医薬への開発
腫瘍の免疫エスケープメカニズムの一つは、T細胞の表面受容体Programmed Death 1(PD−1)が腫瘍細胞の高発現PD-L1リガンドの持続的作用を受け、T細胞の免疫機能の衰退を招くことである。すでにPD-1とPD-L1の抗体がT細胞の腫瘍攻撃能力を回復し、腫瘍患者の生存期間を著しく延ばすことが知られている。
本プロジェクトの研究結果:
1)人体PD-1リガンドに特異的結合をする非抗体結合タンパク284(non-Antibody Binding Peptides 284 ,nABP284)の発明。
2)nABP284がPD-1のマーカーと細胞選別に使えることの論証。
3)nABP284がPD-L1とPD-1の結合を遮断し、がん、感染性疾患、免疫性疾患の治療に使えることの論証。
4)nABP284を複方薬にすることが可能であることの論証。たとえば抗CTLA-4とPD-1抗体の併用は、免疫治療の効果を高める。
中国特許番号:201710324664.7
利用分野:
バイオ医薬