大連理工大学DALIAN UNIVERSITY OF TECHNOLOGY
大学概要
大連理工大学は中国教育部直属の全国重点大学で、国家「211プロジェクト」と「985プロジェクト」の重点大学である。大学は卓越した人材育成、科学技術の進歩促進、優秀な文化伝承、社会の流行をリードすることを主旨とし、知識の創造・発見・伝授・保存に力を入れ、社会の責任を果たし、国家に奉仕する。大連理工大学は1949年4月設立、現在の教職員は3961人、全日制学生は40491人、そのうち外国人留学生818人である。大学は理工学を主とし、理学、工学、経営、管理、文学、法学、哲学、芸術などを協調的に発展させる多学科システムを採用している。大学には大学院、7学部、8つの独自に設置した学院と教学部、3つの専門学院と1つの独立学院がある。盤錦キャンパスには基礎教学部と7学院がある。開発区キャンパスには3学院がある。
出展分野
- 装置
- ナノテクノロジー
出展内容
軌道設備構造応力センサーとモニタリングシステム
超小型多パラメータ集積センサーモニタリング機器
軌道交通において、レールの応力状態は構造の変化の総合的な現れであり、レールの応力状態をモニタリングし、そこから軌道の構造変化をモニタリングすることは、高速鉄道や地下鉄などの軌道交通の確実で安全な運行を保障する重要な手段となる。多くのパラメータが融合した感知システムとレール応力解析方法を確立し、動態・静態応力、温度・湿度、加速度などを一つにした小型多パラメータ集積感知モニタリング機器を開発し、広い範囲に分布するレールに対して応力のリモートオンラインモニタリングを行える無線ネットワークシステムを確立し、レールの応力状態をリアルタイムで観測・評価する。本機器はすでに鉄道部製品品質監督検験センター通信信号検験ステーション、中国航空工業集団公司北京長城計量測試技術研究所など権威ある機関の試験に合格し、性能パラメータと干渉耐性力は高速鉄道のレールモニタリングの要求を満たしている。研究成果は京津都市間高速鉄道、中国鉄道科学研究院国家鉄道実験センター、大連地下鉄2号線などに応用され、教育部科学技術成果鑑定を受けて「国内外で初めての技術で、世界の先端レベルにある」との評価を受けた。
利用分野:
軌道交通、ハイレベル設備製造
エレクトロスプレーマイクロナノ3Dプリンタ製造技術と設備
エレクトロスプレーナノメートルプリンタ設備及び構造
M/M/NEMS機器はすでに平面、単一構造から複雑、3D、フレキシブル構造へ発展し、干渉耐性、高感度、高解像度などの性能を持っている。たとえば3Dチップ、埋め込み式センサー、ウェアラブルセンサーなどがある。この成果は電気流体の動力効果原理に基づき、従来のインクジェットプリンタ技術の解像度がノズルのサイズに依存するという難題を解決し、ナノメートル級解像度のエレクトロスプレー3Dプリンタ製造技術と設備を開発し、PZT、銀、グラフェン、PVPなどさまざまな材料の高精度プリント成形を実現し、すでに太陽エネルギー電池、圧電セラミック、グラフェンセンサーなど高性能機器に利用されている。
利用分野:
ハイエンド設備製造、先端センサー、新エネルギー、新材料、新薬、省エネ・環境保全など