国家複合改質ポリマー材料工学技術研究センター NATIONAL ENGINEERING RESEARCH CENTER FOR COMPOUNDING AND MODIFICATION OF POLYMER MATERIALS
大学概要
国家複合改質ポリマー材料工学技術研究センター(略称「工学センター」)は2004年に国家科学技術部のプロジェクトにより設立された国家工学技術研究センターで、貴州省最初の国家級工学技術研究センターである。「工学センター」は貴州省材料技術イノベーション基地に、貴州科学院・貴州大学・浙江大学が共同で設置した。人材の集積、技術研究開発の集積、成果の実用化・産業化、業界への公共技術サービス提供などを主とする機能を有し、現在の我が国の新材料分野における科学研究・成果の実用化・人材育成を一体化させた新しい基地である。
出展分野
- マテリアル
- ナノテクノロジー
出展内容
マイクロナノ層の共押出技術によるインサイチュ・マイクロファイバー強化弾性体材料
マイクロナノ共押出設備、押出機、レイヤー・マルチプライヤー、牽引装置などを含む。遮断、導電、誘電などの機能性フィルム分野に大きな優位性がある。この他、インサイチュ・マイクロファイバー強化熱塑性ポリマー分野に独特な優位性を発揮する。
マイクロナノ共押出設備によりPP分散相がEVAベースにおいてインサイチュで繊維化する。ファイバーの最小直径はわずか200ナノメートルほどである。
インサイチュ・マイクロファイバー強化ポリマー複合材料は、繊維が細く均一に分散しているため、ポリマー材料の力学性能を向上させることができ、国内外の研究者から広く注目を集めている。本プロジェクトはマイクロナノ層共押出技術を採用してインサイチュ・マイクロファイバーポリマー複合材料を製造する。マイクロナノ層共押出設備は特殊な構造の多層ユニット(レイヤー・マルチプライヤー)を有し、ポリマー溶液の分割と層倍増を何度も行うことができる。合理的な押出技術と異なるレイヤー・マルチプライヤーを選ぶことにより、熱塑性弾性体(POE、EVAなど)のベースでインサイチュ・マイクロファイバーの成形を実現する。同時にカットや引張により繊維の形態やサイズをダウンさせ、繊維サイズの均一性を向上させ、弾性体材料の性能を改善する。
利用分野:
ポリマー可撓性加工品、靴の中敷き・自動車のソフト内装部品など弾性体発泡材料分野に応用できる。