中国科学技術大学UNIVERSITY OF SCIENCE AND TECHNOLOGY OF CHINA
大学概要
中国科学技術大学は中国科学院所属で、先進科学・ハイテクを主とし、特色ある管理と人文学科の総合性を兼ね備えた重点大学である。1958年9月に北京で創設され、1970年代初めに安徽省合肥市に移転された。国家「985プロジェクト」と「211プロジェクト」を実施した第一陣の大学の一つであり、国家知識イノベーションプロジェクトに参加する唯一の大学である。大学は世界の先進科学分野と国家の重要なニーズに対応して科学研究を行い、学術研究レベルと科学研究イノベーション力と科学研究競争力の向上に努め、世界トップレベルのオリジナルな成果を多く上げている。
出展分野
- 装置
出展内容
人工筋肉スマートハンド
本プロジェクトは形状記憶合金スマート材料をベースに開発された、大出力、長変位距離、急作動制御、高往復動作頻度の特徴をもつ人工筋肉モジュールである。バイオニック多筋肉配置式連結アクチュエータ原理の研究により、抵抗値フィードバック制御に基づく形状記憶人工筋肉モジュールを従来の電機、減速機、エンコーダ、サーボ制御機の代替とし、外形は人の手を模し、フレキシブルなスマートハンドを開発した。開発した人工筋肉スマートハンドは構造が簡単で、軽く、出力密度が高く、駆動制御が簡単で、製作コストが安く、またよりフレキシブルで、安全性と信頼性が高い。
利用分野:
高齢者・障がい者支援、科学探査、公共安全、娯楽・教育など
バイオ光学概略モデル3Dプリンタ制作システム
バイオ光学概略モデル3Dプリンタ生産ラインは熱溶解積層法(FDM)、紫外線硬化、スピンコートの3種の異なるプリント技術を組合せ、多尺度・多モードの光学特性と構造を持つ不均一な概略モデルの制作を実現する。スピンコートプリントモジュールの精度は1マイクロメートルで、皮膚の肌理のある表皮モデルを制作できる。紫外光硬化プリントモジュールとFDMプリントモジュールは3D移動プラットフォームを共有し、そのうちプラットフォームのXY軸は1マイクロメートルの精度で、Z軸は5マイクロメートルの精度で位置固定が可能である。3D移動プラットフォームと組み合わせることで、紫外線硬化モジュールの制作精度は5マイクロメートルとなり、内部に血管網のある真皮モデルをプリントすることができる。FDMモジュールは精度0.2mmで、異質な物質を含む皮下組織モデルの制作に使われる。
利用分野:
バイオ・医学、インテリジェント製造など