内蒙古大学馬鈴薯工程技術研究センターINNER MONGOLIA POTATO E. & T. RESEARCH CENTER
大学概要
内蒙古大学馬鈴薯工程技術研究センターは2007年10月に設立され、内モンゴル自治区科学技術庁からの認可と内蒙古大学に対する委託を受け、馬鈴薯生産に関して基礎研究と応用研究を行う機関である。主に馬鈴薯と病原菌相互間の分子メカニズム、馬鈴薯ゲノム、機能遺伝子研究に従事し、馬鈴薯遺伝資源の改良と遺伝育種、種イモ生産と品質検査、馬鈴薯病虫害と防除、馬鈴薯の栄養と土壌の肥料、馬鈴薯の生理学的調整と貯蔵、馬鈴薯栽培、馬鈴薯加工、市場経済、デジタル農業などの面で科学研究を行っている。センターはプロジェクト研究と技術革新・成果の実用化に役立つメカニズムと確立することにより、馬鈴薯産業共通のコア技術研究開発拠点を構築し、科学研究の成果の実際の生産力への実用化を加速し、産業の技術進歩と中核的競争力の向上を促進し、内モンゴルの馬鈴薯産業の健全な発展を推進し、同時に科学研究、人材育成、社会貢献、学術交流などを行うことを主旨としている。2008年にセンターは農業部馬鈴薯近代農業植物病虫害機能実験室、2009年に内モンゴル自治区高等教育機関馬鈴薯プロジェクト研究センターとなり、2010年に内蒙古大学-ウィスコンシン大学馬鈴薯研究センターを設立し、2010年に内蒙古大学-中国科学院地理科学・資源研究所馬鈴薯節水高効率栽培技術研究センターを設立した。
出展分野
- ライフサイエンス
出展内容
馬鈴薯の高効率生産技術研究と集積モデル
馬鈴薯の種、収穫、保存、輸送、等級分けなど各生産段階の標準化と産業化を実現し、種イモ企業、川下企業、関連農家の増益を牽引した。馬鈴薯の病虫害防除の技術レベルを安定的に向上させ、農業用生物災害の効果的な対応力を増強した。病原菌検査、農業技術による防除、生物学的防除、化学的防除を組み合わせた馬鈴薯の主要病害の総合防除技術を確立し、栽培初期病害、後期病害、土壌伝染性病害の発生を抑制し、病害防止と農薬使用削減を実現し、馬鈴薯産業の持続可能な発展を促進した。確立した馬鈴薯の大型灌漑用散水機精密施肥灌漑と点滴灌漑精密施肥灌漑の技術は、散水機・点滴灌漑ににおいて水と肥料を組合せ、生育の全期間を通して適時・適量・正確な施肥灌漑が可能で、馬鈴薯の大規模栽培における水と肥料の有効利用、生産量増加、品質向上を実現した。水を15-55%、肥料を8-50%を節約した上で馬鈴薯を11-43%増産し、節肥・節水を実現し、農業の持続可能な発展を促進した。
利用分野:
馬鈴薯の種、収穫、保存、輸送、等級分けなど、馬鈴薯生産の各分野