江蘇省産業技術研究院JIANGSU INDUSTRIAL TECHNOLOGY RESEARCH INSTITUTE
大学概要
江蘇省産業技術研究院(JITRI)は江蘇省政府所属の独立法人で、主に応用技術の研究開発と実用化を行っている。現在専門研究所36ヵ所、産業イノベーションセンター6ヵ所を持ち、新材料、ハイエンド設備製造、次世代情報とソフトウェア、バイオ技術と新医薬、省エネ環境保護などの分野をカバーする。従業員は5800人で、そのうち科学研究者が70%を占め、研究開発経費は3億ドル/年である。新型研究開発機関として、JITRIはさまざまな形式の産学研協力や国際交流を行っており、産業技術開発と成果の実用化を推進している。JITRIは開放的なイノベーション基盤の確立を目指し、一流の開発設備と専門的人材を擁し、協力パートナーへの資金や方策など、科学-技術-製品のイノベーションチェーンにおける全面的サービスを提供し、世界のイノベーション資源との協力をけん引している。
出展分野
- 医療
- 装置
- 高齢化社会
出展内容
冗長自由度上肢協調ロボット
冗長自由度上肢協調と人型ロボット
プロジェクトは多機能な冗長自由度上肢協調ロボットの制作を目指し、一連のコア技術の課題を克服し、上肢ロボットの運動学・動力学モデルを確立した。上肢ロボットの安定的・協調的な運動制御を実現した。ロボット本体の低コスト製造技術とコア部品の設計製造方法の研究を行っている。自動車LEDランプ組み立て、自動車エンジンクローポール精密組み立てなどの代表的応用分野で集中試験を行い、複雑な作業環境での工業ロボットの応用分野を開拓している。
主な技術指標は以下の通り。ロボット操作空間半径は1400mmを実現。重複ポジショニング制度は±0.03mm。両腕協調完成制度は±0.06mmで、軸孔組み立て。末端最大運動速度は1000mm/sで、ロボットの動作能力は200件/時間。
利用分野:
工業用ロボット、複雑な部品のオートメーション生産に使われる
下肢装着式外骨格ロボット
下肢装着式外骨格ロボット装着時の様子
歩行と負荷の補助を目的として開発された、障がい者支援機能と持つ下肢装着式外骨格ロボットは、一連のコア技術で飛躍を遂げ、多モジュール人体運動モデルを構築した。人体の運動のさまざまな歩き方を総合し、人体運動に対するすばやい追従制御を実現した。
製品の達成した技術指標は以下の通り。外骨格ロボットシステムの重量:18kg。最高歩行速度:1m/s、通常歩行速度≤0.5m/s。助力効果:平均助力効率≥70%。
2015年11月、「助力無限2015」装着式外骨格設備コンテストにおいて、移動・持ち上げ補助能力部門の第1位を獲得した。
利用分野:
リハビリ/助力