北京理工大学BEIJING INSTITUTE OF TECHNOLOGY
大学概要
北京理工大学は1940年に設立され、1959年に中国政府により第一陣全国重点16大学の一つに選ばれ、最初に大学院を設置し国家「211プロジェクト」第一陣の16大学の一つ、「985プロジェクト」の10番目の大学となった。8つの国家級重点ラボラトリと1つの国家級共同イノベーションセンターを持ち、工学、材料、化学、物理、数学などの学科はESI国際学科ランキングのトップ1%に入っている。長年の発展により、国内一流の理工系大学となった。2012年、英国QS世界大学ランキングの「アジアのトップ100大学」と「世界のトップ500大学」に入った。2013年以降、毎年の科学技術経費は20億元を超えている。
出展分野
- 防災
出展内容
法面変形モニタリングレーダーシステム
法面変形モニタリングレーダー
法面変形モニタリングレーダーシステムは、野外鉱区、法面、ダムおよびそれに類似した地形のわずかな変形のモニタリングに使われる先進レーダーシステムである。このシステムは差分干渉合成開口画像形成(SAR)技術を利用して地表の広い範囲のわずかな変形をモニタリングするレーダーシステムである。システム観測地域全体に対してサブミリの精度で測量を続けることができ、また観測地域に接触する必要がなく、測量活動が降雨、塵埃、煙などの影響を受けない。同時に、法面変形モニタリングレーダーシステムには精密なモニタリングソフトが含まれ、観測地域の変形過程を表示・モニタリングでき、自動早期警報を実現する。システムにより現場作業員が簡単に現場の変形動態を追跡でき、生産を合理化・最適化し、安全面のリスクを回避できる。
利用分野:
1. 露天鉱区法面などの土木法面災害の早期警報
2. 尾鉱体積場、大型ダムなど人工法面の変形モニタリング
3. 山の法面滑落のモニタリング
4. なだれ、氷河の災害測量
5. 大橋梁と高層建築物の安全検査
空港滑走路異物モニタリングレーダーシステム
タワー式空港滑走路異物モニタリングレーダー
空港滑走路異物モニタリングレーダーシステムはマイクロ波レーダーシステムを採用し、滑走路、誘導路、駐機スポットなど適切でない場所に出現する破片や物体(金属部品、日用品、工具、石)に対してモニタリングを行うレーダーシステムである。システムは直径1cm以上の異物に全日・全天候・高解像度・全自動検知を行い、それにより空港の飛行機発着の安全を保証する。システムはサイドランプ式とタワー式の二つの組み立て方式があり、光学設備が付属し、異物の検知、確認、警報を実現し、システムの警告エラー率を下げ、空港作業員の作業効率と検知の精度を保証する。
利用分野:
1. 民間空港の滑走路、誘導路、駐機スポットなどの異物検知
2. 特殊な場面での地上の異物モニタリング