第8回日中大学フェア&フォーラム in イノベーション・ジャパン 2015

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中国石油大学中国石油大学CHINA UNIVERSITY OF PETROLEUM

 

大学概要

中国石油大学(華東)は、中国教育部直属の全国重点大学で、中国の5大エネルギー企業グループによって共同建設され、石油・石油化学のハイレベル人才の育成の重要拠点となっており、「石油サイエンス人才の揺り籠」と呼ばれている。創立以来、石油・石油化学工業と国民経済に向けて20万人余りの各種の卒業生を送り出し、大量の傑出した人材を育成し、20人以上の院士と石油・石油化学業界の多くの指導者的人物と工学技術の中堅人員を輩出してきた。中国石油大学(華東)是は、石油・石油化学産業の科学研究の重要拠点であり、基礎理論研究や応用研究などで高い実力を誇り、石油調査・採掘・加工などの多くの研究分野で国内をリードし世界でも進んだ水準にある。


出展大学の産学連携の仕組みなど

中国石油大学(華東)の劉東教授課題チームと山東康斯唯紳新材料有限公司は緊密に協力し、産学研の結合した開発・研究を進め、ナフテン基原油に大量に含まれる芳香環とナフテン環の特殊組成構造をターゲットとし、分子レベルからナフテン基の減圧残油に対して選択性交差結合を行い、その構造と組成に対する反応の影響メカニズムを系統的に検討した。交差結合反応の産物は高い軟化点と高いCA(酢酸セルロース)値を備えている。環境保護性能にも優れ、8種類の有毒の多環芳香族炭化水素(PAHs)やベンゾピレンを含まず、スチレン・ブタジエンゴムの加工過程で使用される環境保護型の軟化補剤として使える。タイヤの生産に用いると、加硫ゴムの耐屈曲亀裂性や耐ティア・老化性能を大きく高め、回転の抵抗を有効に低下させ、良好な耐摩耗性を保持し、環境保護タイヤの加工性能と応用性能の要求を満たすことができる。


出展分野

出展内容

石油ベース環境保護型ゴム軟化機能材料の研究と応用開発

1、ナフテン基減圧残油に対して選択性交差結合による変性を加え、ゴム中の分散性が高く、高い軟化点とCA値(>35%)を備えた石油ベースのゴム軟化機能材料を開発した。

2、石油ベースゴム軟化機能材料は、EUの環境保護法規の要求に符合し、8種の多環芳香族炭化水素の含有量の総和は3μg/gを下回り、ベンゾピレンは検出されなかった。

3、同製品は、解膠性と耐摩耗性が高く、ゴムの加工性能と軟化性能の要求を満たすことができると同時に、補強機能も優れている


応用領域:製造された石油ベースゴム軟化機能材料は、ゴム製品の加工過程に幅広く用いることができ、とりわけ環境保護タイヤの生産に適している。


出展ポスター


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