北京林業大学BEIJING FORESTRY UNIVERSITY
大学概要
北京林業大学は、教育部・国家林業局が共同で設立した教育部直属の全国重点大学であり、「211プロジェクト」指定重点大学、国の「優位学科刷新プラットフォーム事業」指定試行大学に選ばれている。学内には14の学院、57の専攻課程、116の修士課程、39の博士課程、6つのポスドク研究拠点があり、研究分野は森林科学、生物学、林業工学などを特色としている。国の経済発展に伴う要請を踏まえ、林業界や生態系保護に関する研究活動が行われ、林業に関する基礎研究・応用研究や、林業に関する重要な科学・技術テーマや産業開発などの分野で重要な貢献を果たしており、中国の林業分野における高度イノベーション人材の重要な養成拠点となっている。
出展大学の産学連携の仕組みなど
本学はメカニズムの刷新やプラットフォームの構築、システムの整備、リソースの融合に力を入れ、「行政・産業・教学・研究・応用」の「五位一体」型の連携システムづくりを進めている。「行政・産業・教学・研究・応用」の5要素を一体化した学校運営モデルの下、対外協力を迅速に展開し、協力体制の刷新を繰り返し、協力分野の拡大を重ね、その内容を絶えず多様化させている。企業や地域、行政との緊密な連携により、協力の効果は目に見えて上がっている。国内各地の官公庁や業界、企業とのきめ細かな協力を実行し、各分野について協定を締結することで国家戦略や業界発展への対応力を強化し、学校の発展を支える外部リソースの開拓を進めている。
出展分野
出展内容
中国国産木材を用いた構造用集成材の研究
一液性ウレタンを用いて接着した青柳の構造用集成材は、「構造用集成材」(GB/T 26899-2011)規格のうちTCT24等級の曲げ強度要件を満たしている。一液性ウレタンを用いて接着した国産グイマツの構造用集成材の耐荷重は、同サイズの欧州産スプルースの構造用集成材を46.1%上回る。これら2種の材料は、建築構造用部材としての利用が見込まれる。
応用領域:構造用木質建築部材
軽量木質構造の釘接合部及び耐力壁の負荷試験の研究
軽量木質構造合板の耐力壁及び釘接合部の強度は、通常の軽量木質構造より高い。当方にて作成した「軽量木質構造の耐力壁の固定荷重及び低サイクル反復水平荷重試験の方法」は、国家基準に基づき軽量木質構造の研究の基準と根拠を提示するものである。
応用領域:軽量木質構造