第8回日中大学フェア&フォーラム in イノベーション・ジャパン 2015

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北方工業大学北方工業大学NORTH CHINA UNIVERSITY OF TECHNOLOGY

 

大学概要

北方工業大学は工学主体でありながら文系・理系両方の専攻分野が揃い、学士・修士・博士課程のほかに野球・ソフトボールのハイレベル選手募集資格を持つなど、多様性に富んだ高等教育機関である。また、修士課程への無試験推薦資格を有し、教育部から「卓越エンジニア教育養成大学」の指定を受けている。本学の科学研究活動においては、独自イノベーション能力の強化を主眼としつつ、国・首都の経済的・社会的な発展に積極的に寄与しており、科学技術イノベーションを強く重視し、ハイテク開発・応用研究・産業化の面で大きな成果を上げている。本学の年度当たりの研究予算は約1億5000万元、発表した学術論文は約1200—1500本(うちSCI、Eiなどの論文検索システムへの掲載数は400-600本、主要定期刊行物への論文掲載数は700—800本)に上る。平均で年間60-70件の特許、30-40件のソフトウェア著作権を取得している。過去5年に獲得した国家科学技術進歩賞は4件、省・部からの表彰は60件余り。科学研究活動においては独自のイノベーションを重視し、国や首都の経済的、社会的発展に積極的に寄与しており、ハイテク開発・応用研究・産業化などを強みとしている。


出展大学の産学連携の仕組みなど

本学の産学研連携は内容重視路線を取っており、優位性のある学科や特色のある専門分野に力を入れ、経済・社会の発展と密接にかかわる学科や専門を支援しており、リソース統合や研究チームの充実を図り、企業との産学研連携を進めてきた。これまでに、スマート交通システム、電力電子、電気駆動、CADシステム設計、ロールフォーミング、デジタルメディア、フィールドバス・自動化、マイクロエレクトロニクス、エコ電源、電気自動車、画像処理、ロボット、新素材製造・加工など、10を超える研究チームが全国の業界で重要な影響力を持つまでになった。研究力は大幅に向上し、重要研究プロジェクト請負の機会・能力とも急速に拡大している。


出展分野

  • 情報通信

出展内容

アンダーパス式立体交差橋CAD設計システム

1.「フレーム構造部品構造グリッド区分方法」や「有限要素法による連続体の空間解析」など、多様かつ先進的な技術手法を用い、プロジェクト設計技術人材の育成のためのソフトウェアプログラムデザインプラットフォームを提供。アンダーパス立体交差橋の設計をめぐる技術的課題、すなわち膨大な計算作業量、画一的な技術プラン、不十分な掘り下げ、設計と実際の差などの問題を重点的に克服している。

2.革新的な試みとして、AutoCadの二次ツールである図形開発技術を採用し、コンピューター図形学やobjectArx二次開発ツールなどの理論や技術を駆使し、国内に先駆けてアンダーパス立体交差橋用のCADシステムを構築。力解析の結果を図形で表し、設計完成図を作成することができる。従来のアンダーパス立体交差橋の設計プランの場合、複数のプランを比較・選定する段階で複雑な設計計算が必要だったが、この方法により大幅な時間短縮が可能になった。


応用領域:アンダーパス立体交差橋のCAD設計システムは、すでに鉄道と道路の立体交差、鉄道と鉄道の立体交差、道路と道路の立体交差の設計及び施工において、幅広く利用されている。このシステムは、全国のアンダーパス立体交差橋の設計事業者の90%に採用されており、每年全国で設計される橋梁本体のうち95%が、同システムを用いて設計されたものである。例えば、北京交通大学建築探査研究院や西南交通大学建築探査設計研究院有限公司が同設計システムを採用しており、2014年一年のみで約40基のアンダーパス立体交差橋の設計作業を手掛け、これら事業の総工費は10億元、設計による収益は合計4000万元近くに上る。各橋梁の設計所要期間は、従来の100営業日近くから30営業日に短縮され、設計効率は70%アップ、設計事業者におけるコスト縮減効果は70%に上った。現在、全国で毎年約400基の橋梁本体の設計に同システムが採用されていることから計算すると、同システムで設計された橋梁の総工費は年間40億元であり、同システムによるコスト縮減効果は約4000万元に上る。


平面・縦断面・横断面一体化型CADシステム

1.平面・縦断面・横断面のCADを一括で行える一体補助設計が可能で、強力で柔軟なヒューマン・コンピューター・インタラクションン(HCI)により、便利かつ思い通りに各部分の修正や調整を行うことができる。

2.データ処理には、すべて現場測量で得た一次資料を採用。編集入力には、ダイアログ及び編集ツールの両方を使用できる。ダイアログはすべて中国語化されており、追加・更新・置換・挿入・削除・確認・取消などのファンクションボタンがある。距離自動反映機能あり。RAMバックアップ機能があり、アクシデントによる作業中データの喪失を防ぐことができる。マウス・キーボードのインタラクションにより、素早い操作が可能。


応用領域:本システムは、鉄道の新規単線及び複線建設プロジェクトの事前研究や研究報告書、基本設計、施工図などの作成において、平面・縦断面・横断面CAD一体補助設計の全プロセスに利用することができる。また、LRTや路面電車の線路の平面・縦断面・横断面CAD一体補助設計にも利用できる。また、道路路線の平面・縦断面・横断面CAD一体補助設計の全プロセスにも利用でき、一度で少なくとも100キロ以上の施工設計が可能。鉄道探査設計機関の補助設計作業や、公共事業設計機関の都市地下鉄設計部門、高等教育機関・中等専門教育機関の補助課程、工事担当部局(会社)の入札竣工図の補助設計に適している。


出展ポスター


読込中