第8回日中大学フェア&フォーラム in イノベーション・ジャパン 2015

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天津城建大学天津城建大学TIANJIN CHENGJIAN UNIVERSITY

 

大学概要

天津城建大学は、天津市市属の普通高等教育機関である。建設用地面積は94.5万平方メートル、校舎延床面積は45.9万平方メートル、教学・科学研究・行政用建物の延床面積は29.9万平方メートル、教学・科学研究器具設備の総額は1.78億元である。中国語・外国語の蔵書は121.6万冊に達する。12学院・2教学部・1成人教育学院が設けられていて、全日制在校生は現在およそ1万7400人おり、そのうち本科(学部)生が1万6500人余り、また修士大学院生が900人余りとなっている。学部の専攻は50科目あり、そのうち工学が28科目、理学が6科目、管理学が8科目ある。「土木工程」「プロジェクト管理」「給排水科学・工学」「建築環境・エネルギー応用工学」「建築学」の5専攻は全国高等教育学部専攻評価を通過し、建築学学士の学位授権学科として認定されている。天津市優秀教学実験室4カ所、市級実験教学模範センター(建設機構)8カ所、国家級大学生学外実践教育基地1カ所の認可を受けている。天津市優秀カリキュラム12科目、国家級・省部級教材6部が認められている。


出展大学の産学連携の仕組みなど

本大学は天津に立脚し、全国に目を向け、都市化と都市近代化に貢献し、都市建設系の学科で際立った特色を持ち、学内の6大学科を拠り所とした産学研協力を展開している。

省部級工学技術センターや重点実験室、科学技術成果転化センター、共同革新センター、革新連盟などの科学技術サービスプラットフォーム17施設と学内科学研究機構14施設を有する。

重点分野としては、都市計画設計や歴史建築保護、軟弱地盤・地下工学、建築構造の防災・減災、建築物の省エネ、再生可能エネルギーの利用、水処理・環境対策技術、建築物のインテリジェント化、都市化・新農村建設、都市景観・文化クリエイティブ、緑色(環境型)建築のカギとなる技術と応用などが挙げられる。天津武清区などの4区県政府と天津の住宅グループ10数社は、大学と企業による全面的な産学研協力関係を築いていて、科学技術型中小企業の創設を自ら率い、もしくはこれに参加した教師または科学技術人員は26人にのぼる。また78人の「科学技術特派員」が企業に派遣され、科学技術サービスを提供している。


出展分野

出展内容

都市地上地下空間情報統合3次元可視化システム(3DUSI)

同システムは、多くのソースのデータ(ボーリング、等値線、断面、地質図など)に基づき、層状に分布した地質体及び断層などの複雑な地質構造のデータの立体模型を構築し、地層・地質体・建(構)築物実体の統合モデリングとマルチソース・マルチパラメーターの2・3次元一体化連動モデリング、層剥離や検索などの分析操作を実現した。


応用領域:地質調査や鉱物調査などの分野に主に用いられる。3Dの形式で地下空間の分布状況を示し、調査と採掘を進める価値があるか否かの決定を助ける。同ソフトウェアはすでに3企業に応用されている。操作の簡単さや柔軟な分析機能、豊富な可視化技術により、ユーザーにとっては経済コストの節約だけではなく、プロジェクトにかかる時間の節約や業務周期の短縮も可能となる。


エアソース・太陽エネルギー複合式ヒートポンプシステム

空気と太陽エネルギーの低温熱源を同時に利用することにより、電力による補助加熱は節約、もしくは不要となる。そしてシステムのシーズンCOP値を大きく高めることができる。空冷ヒートポンプユニットの生産能力を持つメーカーと協力すれば、ユニットの改造費は数万元ですむ上、経済・省エネ・環境保護の面で得られる効果は大きく、大きな市場潜在力がある。


応用領域:建築設備。環境型建築設備の製造に応用される。


大径間橋構造の施工過程のシミュレーション分析と制御

大径間の複雑な橋梁構造に対して施工過程の数値分析を行い、要となる断面にかかる力をモニタリング、施工を指導して安全と質を確保する。


応用領域:道路・鉄道・市政交通大径間橋構造の施工過程ではいずれも施工過程の制御を行う必要がある。


熱管埋込み式スマート熱交換壁

低エネルギー消費建築の特性に合わせ、壁の内側と外側の表面に熱交換管を取り付け、内外の熱交換管を壁内の連接管によって連結する。熱管内媒介物の吸熱と放熱の特性に基づき、熱管内媒介物の自然重力による循環を利用して室内と室外の環境の熱交換を実現する。再生可能エネルギーと低エネルギー消費建築を有機的に結びつけ、省エネ・快適・環境保護の特性を持つ新型の熱環境システムを形成する。


応用領域:建築分野に主に応用可能。


脱硫石膏資源化利用技術

(1)脱硫石膏による高強度建築石膏製造技術。

(2)脱硫石膏複合セメント質材料の製造技術。

(3)軽量保温脱硫石膏気泡ブロック製造技術。


応用領域:主に建築分野で利用できる。脱硫石膏の総合利用の問題を有効に解決し、環境型建築や建築省エネに新型の保温壁材料を提供する。


出展ポスター


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