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パネルディスカッション 日中大学間の教育協力の拡充に向けて

日程:
2012年9月27日(木)13:00~15:00
会場:
東京国際フォーラム ホールD5
概要:
国交正常化40周年を迎えた日中両国は、双方にとって欠かせない存在であり、日中間の往来は、日毎に拡大しています。日中間の掛け橋になるべき様々な次世代人材についても、両国で、その育成が大きな課題となっています。日中の大学間でも、学生交流や若手研究者の交流など、日中協働による人材育成・教育協力は、重要性を増しています。
また、教育の国際化、大学間の国際競争を背景として、世界各国の大学が優秀な学生獲得に凌ぎを削っています。具体的には留学生に対する支援強化、外国語による講義・指導の拡大、大学間の連携プログラムによる学位の相互認証(ダブル・ディグリー)などの充実を推進しています。特に、欧米のトップ大学・機関は、優秀な中国人学生の積極的な獲得のみならず、中国の大学との共同運営学科の設置など、様々な内容の中国の大学との教育協力を展開しています。
本セッションでは、日中の教育行政機関と大学のトップマネジメントが、日中大学間の協力の取り組みを紹介するとともに、次世代人材の育成を担う日中の大学が、今後いかに協働していくべきかを議論します。

ファシリテーター

東京工業大学名誉教授

● 木村 孟(キムラ ツトム)

1938年生まれ。1961年東京大学工学部を卒業。1964年同大学院を修了し、東京工業大学助手に採用される。1982年同工学部教授となる。その間1971年より英国ストラスクライド大学研究員、英国ケンブリッジ大学研究員として留学。1993年に東京工業大学学長に就任し、1998年に同大学名誉教授となる。1998年から2009年まで独立行政法人大学評価・学位授与機構長に就任。
主な受賞歴は、1966年に土木学会賞論文奨励賞、1982年土質工学会賞論文賞、1988年に土木学会賞論文賞などがある。2004年には名誉大英勲章CBEを、2012年には日本学士院賞を受賞した。


パネリスト

文部科学省大臣官房審議官(高等教育局担当)

● 山野 智寛(ヤマノ トモヒロ)

1984年3月東京大学工学部卒業後、同年4月科学技術庁入庁。1998年科学技術庁科学技術振興局研究振興課基礎研究推進企画官、1999年科学技術庁原子力安全・防災対策室次長、2000年科学技術庁官房会計課予算企画調整官、2001年文部科学省官房会計課予算企画調整官、2002年欧州連合日本政府代表部参事官、2005年内閣府政策統括官(科学技術政策担当)付参事官(資源配分担当)、2007年文部科学省研究開発局原子力計画課長、2009年科学技術振興機構経営企画部長、2010年文部科学省官大臣房政策課長、2012年文部科学省大臣官房審議官(高等教育局担当)。1960年生まれ。


立命館大学学長

● 川口 清史(カワグチ キヨフミ)

京都大学経済学部卒業。同大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。専門分野は経済学(経済・社会システム、経済事情および政策学)。
1976年立命館大学産業社会学部助教授に着任、87年同学部教授、94年政策科学部教授(現在に至る)。調査・広報室長、教学部長、政策科学部長・研究科長など学内役職を歴任し、2007年より学校法人立命館総長・立命館大学長。
社団法人日本私立大学連盟常務理事、財団法人大学基準協会理事・評議員、第3期日韓文化交流会議委員長、環びわ湖大学・地域コンソーシアム理事長、高知県観光特使 他。
趣味はアメリカンフットボール観戦。“60の手習い”で始めた俳句、声楽。


神戸大学学長

● 福田 秀樹(フクダ ヒデキ)

1947年2月21日生まれ、京都大学工学部卒業後、京都大学工学博士の学位を授与。専門は生物化学工学。1970年4月鐘淵化学工業株式会社(現 株式会社カネカ)入社、1992年10月同社総合研究所研究企画部部長を経て、2003年2月同大大学院自然科学研究科長、2007年4月同大自然科学系先端融合研究環長、2009年4月に神戸大学長に就任、現在に至る。1980年日本醗酵工学会第3回照井賞、1999、2000、2001年日本生物工学会論文賞を受賞。2008年文部科学省の「バイオプロダクション次世代農工連携拠点」事業に採択され、企業12社と連携し、石油燃料の枯渇問題にバイオマスから製品化を目指す。2009年次世代の教育研究を担う人材育成のため「若手教員長期海外派遣制度」を開始。2011年世界最先端の研究を推進するため「神戸大学統合研究拠点」を設置。


中国科学技術大学学長

● 候 建国(ホウ ジェンゴウ)

化学者、中国科学院院士、発展途上国科学院院士、中国科学技術大学学長、第十一回全国人民代表大会常務委員会委員。1959年福建省平潭県生まれ。1978年中国科学技術大学物理学部に入学し、1989年凝縮体物理学の博士号を取得。1988年から1995年まで、旧ソ連科学院結晶学研究所電子顕微鏡実験室、中国科学院福建物質構造研究所、米カリフォルニア大学バークレー校物理学教室、米オレゴン州立大学化学部で、科学研究に従事。1995年中国科学技術大学の教授となり、中国科学院構造分析重点実験室主任、中国科学技術大学理化科学センター主任、合肥ミクロ物質科学国家実験室(準備中)常務副主任に就任。2000年中国科学技術大学副学長、2005年常務副学長に就任し、2008年9月学長に就任。2003年に中国科学院院士に、2004年に発展途上国科学院院士に選ばれた。


清華大学副学長

● 謝維和(シエ ウィヘ)

清華大学副学長、博士指導教員、教育研究所所長、著名な教育社会学者、第十一回全国人民大会代表。1982年アモイ大学哲学部で学士号を取得。1982年から1985年までアモイ大学哲学部、南京大学哲学部で修士課程を履修し、1988年博士号を取得。現在、中国教育発展戦略学会副会長、中国教育国際交流協会常務理事、中国高等教育管理研究会副理事長、中国高等教育評価研究会副理事長、中国高等教育学会学術委員会委員、全国高等教育管理研究会副理事長、全国高等学校生徒募集・就職研究会副理事長、全国高等学校教学研究会副理事長、全国高校通信教育協力グループ副グループ長、教育部教育科学研究計画高等教育学科審議グループグループ長、教育部普通高等学校教学工作評価専門家委員会副主任等の職務を兼任。


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