- 日程：
- 2012年9月28日（金）15：00～16：40
- 会場：
- 東京国際フォーラム ホールＤ７
- 概要：
- 日中両国政府は共に、科学技術を国の基本戦略に位置付け、大学の技術開発力を強化し、その成果を積極的に産業化に結び付けることによって競争力向上を図る政策を打ち出しています。日本の大学は、飛躍的な経済成長を続ける中国の大学と緊密に連携し、人材の育成およびイノベーションに取り組む時代を迎えています。中国の大学は日本の大学と比べ、極めて多様かつ強力に産学連携活動を進めています。
日中の大学が置かれた環境や制度的条件も考慮しながら、本セミナーでは、日中の大学のトップからそれぞれの大学の産学連携の具体的な取り組み、経験、成果などを紹介し、今後の産学連携のあり方について議論します。
● 馬場 章夫（ババ アキオ）
1971年大阪大学工学部応用化学科卒業、1976年工学研究科石油化学専攻博士課程修了。1976年4月～1981年7月三菱化成工業株式会社総合研究所勤務。1981年8月大阪大学工学部助手、1995年1月工学研究科教授。2007年4月～2009年3月先端科学イノベーションセンター長。2008年4月～2011年8月25日工学研究科長・工学部長兼総長補佐（産学連携担当）。2011年8月26日理事・副学長（産学連携担当）就任。1949年高知県生まれ。工学博士。
● 安浦 寛人（ヤスウラ ヒロト）
1976 年京都大学工学部情報工学科卒。1978 年京都大学大学院工学研究科修士課程（情報工学専攻）修了。京都大学工学部助手、米国カリフォルニア大学バークレイ校客員研究員、京都大学電子工学科助教授を経て，1986 年より財団法人京都高度技術研究所研究室長、1991 年九州大学大学院総合理工学科教授、1995 年より財団法人九州情報システム技術研究所研究室長。1996 年より九州大学大学院システム情報科学研究科教授、2001～2008 年まで同大学システムLSI 研究センター長。一般社団法人情報処理学会理事、知的クラスタ創成事業第Ⅰ期・第Ⅱ期福岡地域研究統括などを歴任、2008 年より九州大学理事・副学長。2011 年に公益財団法人福岡アジア都市研究所理事長に就任。現在に至る。
● 数井 寛（カズイ ヒロシ）
1982年3月に東京大学教養学部を卒業後、同年4月に通商産業省（当時）入省。その後、日本貿易振興会ウィーン・センター次長、防衛庁艦船武器課長を経て2003年8月から2009年6月までの間、中小企業庁創業連携推進課長、中小企業庁経営支援課長、中小企業庁長官官房参事官、中小企業庁経営支援部長を歴任し、2009年7月に東北経済産業局長に着任。2010年8月から現職。中小企業支援や地域経済政策に携わった経歴を活かし、産学連携の専任理事として大学の研究成果の社会での実用化の促進など産学連携の拡充に取り組んでいる。
● 唐 洪武（タン フンウ）
1966年生まれ。教授、博士生指導教員。現在は河海大学党委員会常務委員、副学長。1988年から1991年に、河海大学で学士号・修士号を取得し、同校の教員となった。1996年博士号を取得、1998年教授となった。1997年香港大学、2003年英国カーディフ大学、2006年英国ケンブリッジ大学で研究に従事した。2006年百千万人才工程国家級人選、第九回江蘇省青年科技賞を受賞し、2008年江蘇省「333ハイレベル人才育成プロジェクト」の中青年科技リーダー人才に選ばれた。現在、中国水利学会水利量測技術専門委員会主任、水力学専門委員会副主任、泥砂専門委員会副秘書長、南京青年科技工作者協会副理事長等を兼任。水力学および河流動力学の理論・応用を長期間研究している。国家自然科学基金、国家863計画、水利部948計画、省部攻関課題、および重点工程プロジェクトを計80数件担当し、各研究成果が世界先進・一流水準に達した。これらの研究成果で、7件の国家・省部級科技進歩賞、9件の国家特許を獲得し、2冊の著作を出版、150数編の学術論文を発表している。
● 翟 志席（ザイ ジン）
1978年～1982年北京農業大学農学部学生（本科）、1982年同大学農学部教師、1983年同大学曲周実験ステーション指導グループメンバー、同大学曲周実験ステーション副ステーション長、支部書記。1995年中国農業大学経作教研グループ主任、1996年同大学植物科技学院農学学部副主任、1997年同大学植物科技学院党総支部委員会書記、1999年同大学校長弁公室主任、支部書記、2002年同大学学校弁公室主任。2003年より現在まで、中共中国農業大学党委員会委員、常務委員、副書記兼紀律検査委員会書記。
● 余祖俊（イゥ ズウジュン）
1968年生まれ。工学博士、教授、載運工具運用工程学科博士生指導教員。教育部科学技術委員会委員、中国高等教育学会計器科学および測定技術専業委員会委員を兼任。北京交通大学科技所の前所長。
