- 日程:
- 2012年9月28日(金)13:00~14:40
- 会場:
- 東京国際フォーラム ホールD7
- 概要:
- 経済成長、国際競争力の強化、及び国民の生活の質の向上を図るには、イノベーションの実現が不可欠です。イノベーションの牽引車は科学技術です。グローバルイノベーションの進展と、科学技術の領域融合化や複雑化の中で、イノベーションを目指した国際産学研究開発連携は、極めて重要になっています。多角的な日中協力における、日中産学連携の重要性は、今後一層高まるものと思われます。
本セミナーでは、既に国際的な産学連携を実施している大学、企業の先駆者が、具体的取り組みについて紹介します。
● 松見 芳男(マツミ ヨシオ)
1969年~2012年伊藤忠商事勤務。ハーバード大学院ソ連研究学科及び同大経営大学院に留学。伊藤忠でソ連東欧、タイムワーナー提携等の宇宙情報マルチメデイア、及び先端技術事業化等のビジネスを担当、産学官連携やベンチャー投資も推進。米国宇宙情報部門長、先端技術戦略室長、同研究所長、執行役員、顧問を経て、理事。科学技術振興機構SATREPS、宇宙航空研究開発機構「きぼう」利用推進委員会、内閣府最先端研究開発支援プログラム、国会図書館調査及び立法考査局、日本工学アカデミー、東京大学政策ビジョン研究センター、同大サステイナビリテイ学連携研究機構、金沢工業大学虎ノ門大学院等の委員、研究員、客員教授。
● 中澤 慶久(ナカザワ ヨシヒサ)
1986年日立造船入社。1989年~2000年同社研究員、杜仲茶事業開発を担当。(特定保健用食品2件、新商品13件を上市)。2000年~2002年米国ワシントン州立大学生化学研究所研究員。2002年復職。2002年~2010年NEDO事業PL担当。2006年~2009年大阪大学招聘准教授。2010年より大阪大学招聘教授。2011年同社参事。
● 田辺 史朗(タナベ シロウ)
2007年10月に、日立製作所中央研究所から、中国R&D会社である日立(中国)研究開発有限公司の総経理として、中国に赴任。同社では、情報通信、エネルギ、医療、材料、家電など、幅広い分野で、日立グループを支える技術開発を行なっている。
講演者は、1983年、日立製作所中央研究所に入所以来、通信ネットワーク分野の研究に従事。デジタル交換システム、ATM交換システム、また、大規模IPネットワーク、IPv6ルータ、3G/Beyond 3G移動ネットワークなどの研究開発を行なった。その後、中央研究所・情報システム研究センタ長を歴任、対象分野は、情報システム研究全体に拡大。2007年に中国赴任、現在に至っている。工学博士。
● 曹 兆敏(サゥ ジザゥミン)
1986年08月 上海交通大学動力機械学部卒業
1986年08月~1994年02月 上海交通大学学長事務室職員、講師
1994年02月~1994年04月 日本横浜国立大学大学院工学研究科研修生
1994年04月~1996年04月 日本横浜国立大学大学院工学研究科修士
1996年04月~1999年04月 日本横浜国立大学大学院工学研究科博士
1999年04月~2002年04月 日本横浜国立大学特別研究員
2002年09月~2005年11月 上海交通大学科学技術処副処長兼ハイテック産業化弁公室副主任
上海交通大学機械と動力学院教授
日本九州大学客席教授
2005年11月~2010年04月 上海交通大学科学技術発展研究院副院長兼科学技術協力部主任
2010年04月~2011年11月 上海交通大学科学技術発展研究院副院長
2011年11月~ 上海交通大学産業投資管理(グループ)有限会社副社長
上海交通大学国家サイエンスパーク主任
上海交通大学国家技術移転センター長
● 黄偉九(ハヮン ウェイジュウ)
材料学科教授、重慶理工大学副学長。新世紀百千万人才工程国家級人選、教育部新世紀優秀人才資金援助計画・教育部優秀青年教師資金援助計画の入選者。国家自然科学基金プロジェクト等、30数件を担当し完了させた。国内外の重要な専門誌に180数篇の論文を発表し、うちSCI/EIに90数篇が収録された。省部級科技成果賞を10件、特許を5件獲得。中国材料研究学会青年委員会理事等を兼職している。
● 馬 蓮(マ レン)
博士、1962年生まれ。1983年化学学士号を取得後、北京大学化学系で修士課程を履修し、1986年有機化学関連修士号を取得。修士課程卒業後、助理研究員として交通部科学研究院で2年間勤務後、ドイツに自費留学。1994年ドイツのアーヘン工科大学で博士号を取得した。1996年にBASF社に入社、1997年同社科学技術合作部設立のため中国に帰国。現在、BASF(中国)有限公司科学技術合作部総監、中国化学会理事。