上海中医薬大学
- 本部所在地
- 中国上海浦東新区張江高科技園区蔡倫路1200号
- 在籍学生数
- 9,388名(本部)(学部生:4,799名、修士:1,087名、博士:421名)
- 教職員数
- 教授:95名、准教授:132名、講師:306名、助教:114名、職員:100名
- 学部、学科名
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本専科教育 学部 学科 基礎医学部
龍華臨床医学部
曙光臨床医学部
岳陽臨床医学部
普陀臨床医学部
市中医臨床医学部
体育学部中医学
(七年制)
医薬結合分野
基礎医学分野
臨床分野
鍼灸推拿英語分野
中医西洋医結合分野
病院管理分野
(五年制)
中医学分野
骨損傷分野
鍼灸推拿損傷分野
運動医学分野鍼灸推拿学部 鍼灸推拿学 中薬学部 中薬学
薬学(中英協力)医療技能学部 医療美容技術
医学栄養
医学実験技術リハビリテーション学部 リハビリ治療学 看護学部 看護学
看護学(中英協力)社会科学学部 公共事業管理 研究生教育 学部 学科 研究生院 すべての中医薬学科をカバーする 留学生教育 学部 学科 国際教育学部 中医学修士(七年制)
中医学本科(五年制)
鍼灸推拿学本科(五年制)
運動医学本科(五年制)
中薬学本科(四年制)
栄養学本科(四年制)
リハビリ学本科(四年制)
上海中医薬大学は1956年創立、新中国誕生後に国が最初に設立した4つの中医薬大学の一つである。2003年に浦東張江高科技園区内に移転、敷地面積は500余ムー(約33.3ヘクタール)、教学施設は完備し、環境は優美である。
本校は教学、医療、科学研究を一体に集めており、専攻学科の設置はそろい、教師の力量は強力で、総合的実力は中国中医系大学の中で先頭の位置にある。50余年来、各クラス、各タイプの中医薬専門人材を育成し、各地に送り出してきた。本校は1999年に国の教育省による「全国本科教育優秀学校」の選定に合格、国内で最初のこの極めて大きな栄誉を授かった中医薬大学となった。本校は科学院会員、全国名中医学医師、国家クラス重点科学先導者等600余名の専門家及び教授を擁している。本校は下部に14の二級学部及び部門、5つの付属病院及び20の独立及び付属の研究所を設置している。
現在すでに14の国と地区と協力関係を確立しており、千名近くの留学生が勉学中で、この他、本校は毎年30の国と地区からの短期留学生延べ1,000名を受け入れている。留学生の規模は全国中医学大学の中で先頭の位置にある。
上海中医薬大学は上海市に属する大学の中で唯一の医科類重点特色大学である。
本校は本科教育を学校設立の基本としており、研究生教育を強い学校に向かって歩む道とし、国際教育を発展の重点とし、各クラス、各タイプの中医薬人材育成を展開している。博士学位授与の専攻は全部の中医薬学科をカバーしており、中薬学一級学科のランクは全国第一位で、中医学一級学科のランクは全国第二位となっている。
本校の医療、臨床教学の実力は強力で、5つの付属病院を擁し、病床数は約4,300ベッド、年間外来診療患者は延べ1,000余万人、退院した患者は延べ14万人を数える。
本校は上海中医薬研究院と協力し合う管理体制を実行している。中医薬等の多くの教育省重点学科を擁し、国家重点学科の数は全国中医大学の第二位を占め、上海の大学の中で第一位を占め、複数の教育省重点実験室を有し、多くの国家重大特定項目研究を受け持っている。
上海中医薬大学は上海に立脚し、全国に奉仕し、世界に向かって歩んでおり、中医薬重大疾病防止治療臨床研究基地、中薬処方現代イノベーション研究基地、中医薬国際化教育基地、中医薬文科伝承及び発展研究基地に建設し、学校の発展を全面的に推進することに努力している。
上海中医薬大学は日本との交流、協力を極めて重視しており、国際交流処を設けて交流の窓口とするとともに、専任担当者が日本に関する事務を行っている。
30余年の長期に及ぶ対日交流、協力において、川崎学園、関西鍼灸大学(現関西医療大学)、中京女子大学(現至学館大学)、中村学園大学、岡山大学等の多くの大学と前後して学校間の交流関係を築き上げている。2006年、中村学園大学と共同で日本の福岡において「日中薬膳博覧会」を主催した。本校はこれまでに福岡県久山町と長期にわたる協力を行っており、多数の教師が健康指導の活動に参画し、現地住民の健康を増進させる上で積極的な意義を有するものとなっている。
本校の下部に属する部門、付属病院も日本の関係機関と積極的に交流、協力を展開するとともに、成果を上げている。その中で、国際教育学部は毎年多くの日本の団・グループの研修を受け入れており、日本で一定の影響を及ぼしている。
本校は日本向けの伝統医学の教育に力を入れており、前世紀の90年代、日本の大阪に分校を設立し、最初の日本中医通信教育を開設した。2007年から、日本の滋慶学園と中医専科進学及び研究生協力育成プログラムを展開している。
産学研一体化学校運営の道を貫徹するため、本校は2002年に産学研弁公室を設立、全校の資源を統一、協調させ、科学研究協力、成果転化のプラットホームを建設し、中医医療、養生保健、教育トレーニング等の協力プロジェクトの実現を推進している。すでに国内複数の企業と中薬化粧品、健康飲料の分野において共同研究、製品開発の協力関係を打ち立てている。
本校の下部に属する上海中医薬大学中薬科技有限公司は日本の明治乳業株式会社と共同で研究開発型企業である上海明治健康科技有限公司を設立した。双方の科学技術の実力に依拠して、2つの保健食品を開発するとともに認可の文書を獲得した。中国薬食両用資源の日本市場進出について研究を展開し、一定の成果を収めた。中国の臨床腸内栄養製剤をいっそう豊富にするため、先進的な流動食品を導入した。
国際協力学部は本校が専門に設けた留学生教育機構で、設置されてから30余年来、大学の教育資源に依拠して、世界の100余の国と地区のために10,000名近くの中医師、鍼灸師及び理学療法士を育成してきた。2004年にISO9001:2000国際品質体系認証に合格、中国CNAB及び米国RAB証書を獲得した。2010年には上海市品質技術監督委員会の評定に合格し、2008年版ISO品質管理体系の認証を獲得した。本校にはまた世界衛生機関(WHO)の委託で設立した「世界衛生機関伝統医学協力センター」があり、30余年の国際鍼灸トレーニングの経験を有し、英語、日本語、フランス語、韓国語等4つの言語の専門通訳を擁し、さまざまな言語で教育交流活動を展開することが可能である。日本語通訳はいずれも日本留学の経歴を有し、直接日本語を用いて中医薬専攻のトレーニングを行うことが可能である。現在在校する日本人留学生は35名で、この他に本学部は毎年延べ約600名の日本人研修生を受け入れている。