マカオ大学

本部所在地

中国マカオ

年間予算

約1.5億ドル (2012年)

在籍学生数

在籍学生数：8,213名
学部生：5,831名
修士：2,103名
博士：279名

教職員数

講座教授：8名
教授：133名
副教授：204名
講師：93名
職員：1,140名（教学438名、行政702名）

学部、学科名

2011／2012学年学士学位課程
List of Bachelor’s Degree Programmes in 2011/2012

2011/2012学年研究生課程
List of Postgraduate Degree Programmes offered in 2011/2012

　マカオ大学は1981年創立、前身は私立東亜大学で、30年の発展を経て、マカオで最も規模を備えた大学となっている。工商管理学部、教育学部、社会科学及び人文学部、法学部、科学技術学部、中華医薬研究院及び栄誉学院が設けられている。学士、修士、博士等約100の課程を開設している。授業で使用される言語は英語を主としている。現在学生7,500余名、教学要員440余名を数える。マカオ大学は優秀な人材の育成に力を入れており、国際的に一流の大学を築きあげることに鋭意取り組むと同時に、優れた内容の本科を作り上げ、国際化の教師隊列を築き、「特色のある学科」の発展強化及び高機能環境保護のキャンパス建設の学校運営の理念を打ち立てている。マカオ大学は国際化された統治及び管理の体系を踏襲するとともに、世界中から各国の優れた教員を招聘し、学生のためにマルチランゲージの国際化学習環境を作り上げている。優秀な教師の隊列を確立するため、本校は国際的評価審査制度を採用して教師の能力を評価査定し、優秀な教師がその教学・研究の質を高めるのを奨励している。

　当校は近年、優れた教育戦略を制定し、専門、一般教養、研究、団体精神の育成が四位一体となった革新的な教育モデルを構築、全時的、全人的教育を実践している。2009年は同校にとって創立以来の重要なマイルストーンとなる。中央政府は横琴島の約1平方キロメートルの土地を同校の新校区建設のために確保。新キャンパスは2012年に落成する計画で、面積は現在のキャンパスの20倍、1万人の学生を収容する計画である。寄宿型の書院10棟―12棟を建設し、アジア最大規模となる見通しである。
　同校日本研究専攻は1992年に設立され、4年の学部生の学生を育成している。日本研究センターには現在専任の教師6人がおり、うち5人が日本人、1人が中国人である。日本人教師のうち2人は米国の有名大学を卒業、中国人教師は日本の有名大学の博士学位を取得している。同大学の教学言語は英語であるため、日本研究センターでも前半2年は英語で授業を行い、後半2年を日本語で行う。学生は日本語を学ぶと同時に、英語のレベルも維持している。

　当校は日本の大学16校と交流協定を結び、毎年約20人の学生を日本の大学へ1年の交流に派遣すると同時に、日本側大学の学生が当校で学習するのを受け入れている。日本へ留学する学生の選抜、派遣から、日本から訪れる日本人留学生の管理まで、交流の実施は日本研究センターが担当している。現在当校と交流協定を持つ大学には、秋田国際教養大学、樱美林大学、沖縄国際大学、京都外国語大学、熊本大学、慶応義塾大学、志学館大学、上智大学、創価大学、帝京大学、東京経済大学、東京大学、長崎大学、名城大学、立命館アジア太平洋大学、筑波大学等がある。

　当校日本研究センターには現在専任教師6人、兼任教師4人がいる。専任教師のうち5人は日本人、1人は中国人で、兼任教師のうち3人は日本人、1人は中国人である。中国人教師はいずれも日本留学の経歴を持つ。現在当校で学ぶ日本人留学生は16人、専攻は公共行政、ポルトガル語、歴史学、社会学、メディア学、工商管理、法学、日本研究（教学実習）など。