ハルビン工業大学
- 本部所在地
- 中国ハルビン
- 在籍学生数
- 在籍学生数:29,339名
学部生:16,638名
修士:7,394名
博士:4,249名 - 教職員数
- 教職員数:5,831名
教授:943名
准教授:1,622名
講師:2,836名 - 学校が設置する学院、専攻
- 学院:21
専攻:85
ハルビン工業大学は中国工業・情報化省に属する工業・情報化省、教育省、黒竜江省が共同で設立した国家重点大学で、国家「211プロジェクト」及び「985プロジェクト」建設の第一陣に挙げられた大学の中の1校である。
1920年、エンジニアリング要員を育成するため、中東鉄路管理局はハルビン工業大学の前身であるハルビン中ロ工業学校を創設し、同校は中国近代の工業技術人材育成の揺り籠となった。新中国成立後、同校は中国全国のソ連の高等教育を学んで学校を運営する方式の2つの大学の内の1つとなり、その後ハルビン工業大学はずっと国による重点的な建設が行われた。2000年、根を同じくし、源を同じくするハルビン工業大学、ハルビン建築大学が合併して新しいハルビン工業大学が組織設立された。本校は中国北方の氷の街と呼ばれるハルビン市に所在し、同時に山東省威海市と広東省深圳市にそれぞれハルビン工業大学(威海)及びハルビン工業大学深圳研究生院を設け、「一校三区」の学校運営の形態を形成している。ハルビン工業大学は国の必要に適応し、国の建設に奉仕することを自己の任務として、宇宙の特色を主とし、汎用性拡大を準則として、学科が交差、融合している強みを十分に発揮して、重点学科、新興学科及び支援学科によって構成される比較的完備した学科構成を形成し、哲学、経済学、法学、教育学、文学、歴史学、理学、工学、管理学の9つの分野を含んでいる。
ハルビン工業大学は宇宙の特色を終始保持し、国の高度、精密、尖端の大型科学技術のプロジェクトを絶えず自発的に引き受けており、科学研究の実力は終始全国大学の前列に位置している。全世界の注目を集めた「神舟」号シリーズ宇宙船の開発過程において、ハルビン工業大学はKM6、帰還船溶接変形歪み技術、三軸シミュレーション実験回転台、宇宙飛行士訓練用「シミュレーション無重力訓練水槽」、宇宙飛行士船外活動用リフレクタ等の多くの技術的難関を攻略した。2004年、本校は中国最初の学校が先頭を切って自主開発に当たった小型衛星「試験衛星一号」を発射、多くの項目の技術が国内オリジナルのものに属し、国際的先進水準に達している。2008年、本校は「試験衛星三号」の開発並びに発射に再度力を入れて成功させ、国内大学で初めて小型衛星を2回研究開発し、連戦連勝の記録を打ち立てた。本校は国の16の重大科学技術特別項目の内の12項目に積極的に参与し、宇宙、ロボット、小型衛星、装備製造、新エネルギー、新素材等の分野において多くの重大な標識となる成果を収めている。
担当窓口:ハルビン工業大学国際協力処
ハルビン工業大学は1980年11月に日本の東京工業大学と学校間友好協力協定に調印、初めて日本の大学との連携を打ち立てた。その後の30年間、ハルビン工業大学は早稲田大学、名古屋大学、東京大学工学部、京都大学工学部、東北大学工学部、新潟大学、熊本大学、千葉工業大学等20余の日本の大学または学部と学校間友好協定に調印している。現在、本校は日本の大学6校に毎年20名前後の学生を派遣して1年の交換学習を行わせており、中国教育省が実施する高レベル大学建設国家派遣プロジェクトにおいて、本校は毎年30余名の学生を日本の一流大学に行って修士または博士学位を修めさせている。本校は日本の千葉工業大学等の幾つかの友好大学と毎年固定して学術代表団及び学生代表団を相互に派遣して訪問及び交流を行うとともに、日本の徳島大学、長岡科学技術大学等の友好大学と二校間の学術シンポジウムを開催している。
担当窓口:ハルビン工業大学科学及び工業技術研究院
現在、ハルビン工業大学電気学部は日本の松下、オムロンと共同実験室を設立、ハルビン工業大学コンピュータ学部はNEC、キャノンと共同実験室を設立、ハルビン工業大学電信学部はDOCOMOと共同実験室を設立、ハルビン工業大学管理学部は富士通と共同プロジェクトの協力開発を行っている。
担当窓口:ハルビン工業大学国際協力処、留学生中心
教職員の内で日本に留学して帰国した人数:300名以上
留学生の内日本人留学生の人数:22名