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中国側出展大学

広州医学院

大学のプロフィル

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主要キャンパス所在地
中国広東省広州市東風西路195号
大学URL
http://www.gzhmc.edu.cn/
年度予算
4億2,000万元
在校生数
本科:6,685人
修士:1,401人
博士:112人
教職員数
教職員5,643人、専任講師1,192人(教授130人、副教授636人、講師386人、教員40人、職員4,451人)
設置されている院、専攻
 本校には研究生学院、国際教育学院、継続教育学院、基礎学院、薬学院、口腔医学院、衛生管理学院、公共衛生学院、看護学院、第一臨床学院、第二臨床学院、第三臨床学院による12の二級学院がある。臨床医学、医学研究、医学影像学、看護学、麻醉学、口腔医学、予防医学、薬学、回復治療学、公共事業管理、生物医学工程、応用心理学、生物技術、中国・西洋医学臨床、法学、統計学、情報管理・情報システム、市場マーケティング、生物科学、食品品質・安全による20の本科専攻がある。

大学の沿革・概要

 広州医学院は1958年に創立された、医学を特長とする、博士・修士・本科の人材育成を行う全日制高等医科学院である。本校の計画総面積は2083エーカーに達し、現在の敷地面積は1184エーカーに達する。全日制在校生数は9893人に達し、20の本科専攻を設けており、医学を中心とする、理学、管理学、工学、法学等の多学科が、調和的に発展する教育体制を敷いている。本校は中国工程院院士の鐘南山教授を代表とする優秀な教員を招聘している。これらの教員はさまざまな国家級科学研究課題に取り組んでおり、「ネイチャー・メディシン」や「ランセット」等の世界的に有名な専門誌で、高水準の論文を多数発表している。本校には18軒の附属病院があり、国家級重点実験室の「呼吸疾病国家重点実験室」を持ち、他にも7つの省級重点実験室がある。本校はグローバル教育戦略を実施しており、米国、英国、オーストラリア、日本、韓国等の世界的に有名な10数校と、教育・学術交流活動を展開している。

大学の強み、特色

 本校は中国南部で発生しやすい疾病の予防と研究に取り組み続けており、特に呼吸疾病の分野で強みを持ち、世界トップ水準に達する。2003年にSARSが発生すると、本校は効果的な治療プランを模索した。緊急治療の成功率が84%、治療率が93%に達し、中国ひいては世界のSARS治療に対して重要な貢献を成し遂げた。本校はまた中国南部で発生しやすい尿路結石の最小侵襲手術、ヘビ毒の研究と治療、化学癌物質、脳卒中、神経系統の疾病、産婦人科の重大疾病の治療、小児血液病の予防や研究に強い。本校はさらに、すべての医学教育科目で特色を形成しており、全学科の人材教育改革および科学研究を実施し、団地の医療機関で働く意識と全面的な能力を備えた医学人材を育成し、広東省ひいては全国の医療衛生事業に対して重要な貢献を成し遂げた。

日本の大学との交流・協力

 本校は日本との交流と提携を重視しており、国際教育学院が同プロジェクトを担当している。本校は熊本大学と良好な提携関係を築いており、交換留学、科学研究プロジェクト、学生の夏季プロジェクトで提携を行なっている。2005−2008年、広州医学院第一附属医院は日本政府と「広州市の病院による感染対策プロジェクト」を実施した。同プロジェクト期間中、大型学術シンポジウムを3回開催し、スタッフを日本の病院や検査機関に派遣し、研修を行った。同時に日本の関連分野の専門家を指導に招き、広州市医療スタッフの重大感染症への対応能力を高めた。また広州医学院第一附属医院は2010年、神戸市立医療センター中央市民病院と提携関係を結び、「中日の友好的な技術提携――地域に根ざした院内感染対策活動推進プロジェクト」を実施し、成果を獲得した。

産学官連携(海外企業との連携を含む)

 本校は社会サービス水準の向上に努めており、科学研究所が産学研の業務を担当している。本校は国家重点実験室と国家重点学科を利用し、有力な学科により産学研の一体化を推進し、イノベーション・技術サービス能力を高めている。本校は2010年に「広東省呼吸医学工程技術研究開発センター」を設立し、産学研拠点の建設を開始した。同拠点が展開する呼吸器疾患に関する病原体および肺がんに対する新たな検査技術の開発、呼吸医学治療技術および製品開発、医学浄化技術および設備の研究開発等が、中国トップ水準に達しており、一部の技術は世界トップ水準に達している。本校が設立した「広州金域医学研究センター」は、中国最大の第3者医療衛生検査機関となっている。また本校はスウェーデンに本拠地を置くアストラゼネカ社、フランスのMerieux基金等の世界的に有名な企業と科学研究の提携を行なっており、科学技術イノベーション能力および応用能力を高めている。

海外との留学生、人材交流

 本校はグローバル教育戦略を積極的に推進しており、国際教育学院が対外提携交流を担当している。本校は2010年より、英語授業に参加する留学生を募集している。本校はまた、米国のカリフォルニア州立大学、アーカンソー州立大学、英国のエディンバラ大学、ウォルヴァーハンプトン大学、韓国の延世大学等の世界的に有名な大学と、交換留学や教員の研修等の交流・提携を幅広く実施している。本校の本科専攻の多くで、国際提携プロジェクトを実施している。本校はまた海外研修プロジェクト、海外有名教授の招聘を通じ、本校の国際化教育水準を高めている。本校の教職員の中には日本留学の経験者もいる。副校長の張雅潔教授は早稲田大学に留学し、博士号を獲得した。本校は今後も日本の大学との交流・提携を強化していく。

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