2020年5月のレポート②

COVID-19のパンデミックを克服しようとしているモンゴルの人々

Badmaa Battsetseg
モンゴル生命科学大学

世界中で人々は壊滅的なCOVID-19パンデミックの発生に深く悲しんでおり、誰もが家族や愛する人を守るために懸命に努力しています。

モンゴル政府は、国民の財政と健康の損失を最小限に抑えながら、この困難な状況に対応しようとよく取り組んでいます。

2月15日以降、モンゴルは、国際基準に従って、レベル1の検疫体制に沿った活動を実施しています。

もし私が病気になれば、あなたも病気になります。もし私たちが病気になれば、それが原因となって全てのモンゴル人が病気になります。したがって、皆が正しい衛生状態を維持し、常によく手を洗って消毒し、マスクをし、寒いときでも窓を開けて新鮮な空気を取り入れ、家をきれいに消毒し、必要でない限り外出しないようにすることが求められています。専門機関の専門家が街路や町の広場を掃除してリスクを軽減し、また、保健省は1日に2回、どのように免疫力を高めるか、どのようにCOVID-19のパンデミックの発生のときに感染を防ぐかについて、警告と勧告を出しています。

街中の人は皆マスクをしています

一方、感染症の専門家は、5月8日にウランバートルのチンゲルテイ地区におけるパンデミックの拡大を防ぐための潜在的なリスク評価計画の策定を行いましたが、今もその実施の改善に取り組んでいます。

専門機関が道路を消毒

モンゴル政府は、学校、デイケア、地元企業に閉鎖を命じるとともに、学生にはオンラインで勉強する機会を提供し、勤務者は自宅からオンラインで仕事ができるようになりました。それは私たちにとっては新しい経験であり、家族とより多くの時間を過ごす機会となりました。さらに私たちは、政府や銀行から多くの重要なオンラインサービスを受け取っています。

しかし、モンゴル人は感染を国内に拡大させることなくCOVID-19のパンデミックに打ち勝ち、前のように平和に暮らせることになると信じています。

列車の消毒

注)原文からの和訳はJSTによるものです。正確な表現やデータについては、下記の英語原文をご参照ください。

Mongolians trying to overcome COVID-19 pandemic outbreak